飛行ルートとは
航空機が出発地から目的地まで飛行する際に通る経路のことです。



 

航空路と呼ばれる「空の道」を通り、航空交通管制の指示に従って安全に飛行します。

 

飛行ルートの概要
飛行ルートは、航空機が安全かつ効率的に目的地へ到達するために設定されます。



 

航空路は、地理的・地形的・気象的条件や航空保安施設の状況などを考慮して定められ、航空図に記載されます。


 

飛行ルートの種類
1. 通常の航空路
航空保安無線施設(VORやNDB)同士を直線で結んだ経路として公示されます。特定の航空路に航空機が集中することもあります。



 

VOR
航空分野で使われ、航空機が地上局から見てどの方位にいるかを測定するための航法援助施設です。


 

NDB
航空機の航法を援助する無指向性無線標識施設のことです。


 

2. RNAV経路
広域航法で用いられる航空路で、航空保安無線施設同士を結ぶルートでなくても設定可能です。高性能な航法装置を持つ航空機が利用します。


 

RNAV(アールナブ)とは、航空機が地上の航法援助施設に縛られず、機体の位置情報に基づいて自由に設定された航路を飛行できる航法技術です。


 

飛行ルートの決定
1. 運航管理者による計画

航空会社の運航管理者が、フライトの2~3時間前に天気図などを基に天候を予測し、飛行経路を決定します。ジェット気流や低気圧などを考慮し、快適性と効率性を追求します。


 

2. 航空交通管制との連携
航空交通管制は、航空機の安全な飛行を確保するため、飛行経路や高度を管理・調整します。航空機は管制官の指示に従って飛行します。


 

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飛行ルートの特性
1. 高度と方向

飛行ルートには高さ(高度)があり、気流は高度によって変化します。同じ航空路でも、西回りのフライトには偶数のフライトレベル、東回りのフライトには奇数のフライトレベルが割り当てられ、高度差を設けて安全を確保しています。


 

2. 道幅
航空路には「保護区域」と呼ばれる道幅があり、航空路の種類によって異なります。例えば、VORに基づく航空路の道幅は最小で約14.4kmです。