この夏の猛暑と小雨で、関東の水がめでも貯水率が減少し50%を下回っていて、国交省が節水を呼びかけています。

関東地方整備局によりますと、1日午前0時時点の利根川上流にある9つのダムの合計の貯水率は45%で、平均の6割ほどとなっています。

↑ 道の駅 八ッ場ふるさと館・不動大橋 ↓
関東地方の水がめである利根川水系などでは6月以降、降水量の少ない状態が続いていて、群馬県にある八ッ場ダムの貯水率はおよそ22%まで低下しているということです。

八ッ場ダムは完成以降、最も水位が低下していて、ダム建設によって水没した吾妻線の鉄橋や道路などが姿をあらわしています。

気象庁によりますと、今後も晴れの日が多く、降水量は平年並みか少ない見込みで、関東地方整備局は引き続き節水に協力を呼びかけています。

ダムの渇水とは、2025年9月現在、八ッ場ダムの貯水量が大幅に低下している状態を指します。

八ッ場ダムは、利根川水系の吾妻川に建設された多目的ダムで、首都圏への水道用水の供給や洪水防止を目的としています。

しかし、2025年の夏は記録的な酷暑となり、農業用水の確保のためにダムからの放流が行われたことに加え、降水量が非常に少なかったため、ダムの貯水量が大幅に減少しました。
↑ 水位の変化 ↓
2025年9月2日には、八ッ場ダムの貯水率が18.1%となり、運用開始以来最も低い水位を記録しました。

貯水率の低下により、ダム湖に水没した旧JR吾妻線の鉄橋やトンネルなどの遺構が現れる状況となっています。

国土交通省関東地方整備局は、ダム下流の地域に対して節水の協力を呼びかけています。

ダムの渇水 ダムの渇水は、河川の流量低下、湖沼や地下水位の低下を引き起こし、水資源の枯渇、作物の生育不良、水質悪化など、生活や経済活動に悪影響を及ぼします。

日本は河川が短く急勾配であるため、渇水と洪水の流量差が大きく、ダムで流量を安定させることが重要です。

渇水の原因 渇水の直接的な原因は、長期間雨が降らないことですが、日本の気候特性も影響しています。

↑ 湖上では、水陸両用バスによる観光や、カヌー、カヤック、SUPなどのウォーターアクティビティを楽しめます ↓
渇水時の対策 渇水時には、取水制限が行われ、農業用水の融通や節水が呼びかけられます。

農家は番水や反復利用を強化し、地域で協力して水源を融通し合います。

渇水の状況 日本全体では毎年どこかで渇水が起こっており、数年に一度は大規模な渇水が発生しています。

近年では、1994年の列島渇水で約1,600万人が断水や減圧給水の影響を受け、約1,400億円の農作物被害が発生しました。

