仮締切
旧八ツ場大橋を下流に進むと渓谷の左岸に「仮締切」が見えてきます。
ダムや河川などの治水工事で、水中の掘削部分を一時的に完全に封鎖する仮設構造物や工法のことです。
水中に構造物を建設する際に、陸上と同じような環境で工事を行うために用いられます。
仮締切の設計は、土質や水質、水圧などの調査結果に基づいて行われます。
都市部では、振動や騒音なども重要な検討課題となります。

その他
河川堤防を全面または部分的に開削する場合、堤防の機能低下を防ぐために仮締切が設置されます。

2009年の事業仕分け
民主党政権が導入した国家予算の見直しです。 国民への透明性を確保しつつ、予算執行の実態を踏まえ、事業の必要性を判断し、財源の捻出を図ることを目的としていました。

事業仕分けは、以下の手順で行われました。
1.事前に「仕分け人」が対象事業を調査
2.公開の場で、事業担当者と必要性について議論
3.「廃止」や「縮減」などの判定を下す

八ッ場ダム建設中止とは
2009年に鳩山内閣の前原国土交通大臣が、地元住民や関係自治体の意見を聞かずに八ッ場ダムの建設を一方的に中止すると表明したことです。

2009年の事業仕分けは、鳩山内閣が発足し、戦後60年にわたり続いてきた政治・行財政のあり方を大きく変えるという印象と期待を高めるものでした。
しかし、経済的視点に重点が置かれたため、批判も多くありました。

事業仕分けは全部で5回実施され、2009年11月に行われた第1弾は特に大きな注目を集めました。
各府省庁による行政事業レビューも行われ、事業仕分けの考え方が導入されました。
八ッ場ダムは、利根川の治水と首都圏への利水を目的とした多目的ダムとして計画されました。

1952年に計画が発表されましたが、水没予定地の住民の反対運動や吾妻川の水質問題などにより、長らく建設に至りませんでした。

2009年、民主党政権が公共事業見直しの象徴として八ッ場ダムの建設中止を表明しましたが、2年後には中止が撤回され、工事が再開されました。2020年4月1日に運用が開始されています。

八ッ場ダムの建設には、治水効果や水資源の確保に対する期待がある一方、自然破壊や地域社会への影響、巨額の事業費などの問題点が指摘されています。

吾妻渓谷
群馬県吾妻郡を流れる吾妻川の渓谷である。国指定名勝となっている八丁暗がり付近を特に吾妻峡と呼ぶ。

「関東の耶馬溪」の異名をとっており、群馬県では上毛かるたの「耶馬渓しのぐ吾妻峡」の札でも知られる。

また、若山牧水がこよなく愛した景勝としても有名である。
建設の進む八ッ場ダムは渓谷の中途に作られ、完成の際は一部がダム湖に沈むこととなる。

鹿飛橋
吾妻川の川幅が2〜3メートルと非常に狭い場所です。この狭い川を、鹿が飛び越えて渡っていたことから、「鹿飛橋」という名前が付けられたと言われています。
此処に堤体(ダム本体)を作れば最も安価で短期間に完成することが出来る筈だった。

遊歩道は設置されているが、舗装などの近代的整備が行われている部分はなく、全行程にわたり急勾配が連続し、急斜面に沿った細い部分や沢を渡る部分などもあり、歩行には注意を要する。

過去に多くの観光客が足を滑らせるなどして滑落死している。特に、遊歩道からはみ出ることは自殺行為である。また、遊歩道の一部に手すりが設けられている。



