南国ホテル(伊東園ホテルズが買収)
千葉県南房総最南端の太平洋が目の前にあり景観に恵まれた立地に立つホテル。
伊東園ホテルズとは
東京でパチンコ店、サウナ、キャバレーなどが入居する複合型アミューズメント施設を運営するなどしていた、在日韓国人の李支宗が、倒産して競売にかけられていた伊東市の「伊東園ホテル」を2001年(平成13年)に買収した。
当初は自社員の研修所とする目的で購入したが、改装して一般向けホテルとして同12月に再開業した。
李はその後、倒産や経営不振に陥った宿泊施設を次々に買収し、格安ホテルとして居抜き出店方式で再生した。
この手法を用いることによって、2019年(平成31/令和元年)3月現在、伊豆(静岡県)を中心に、東日本エリアの北海道から長野県まで、計48館の温泉旅館・ホテル及び日帰り温泉施設1館が、「伊東園ホテルズ」として運営されるに至っている。
特徴
以前は旅館・ホテル業界では当たり前であったシーズン料金を導入せず、独特な料金「365日同一料金1泊2食付」が最大の特徴だったが、後述の通り、2017年(平成29年)4月1日付で熱海地区の一部で、それ以外のホテルでも2018年(平成30年)10月1日付でシーズン料金に変更された。
チェックイン・アウトの時間が自由であったり、カラオケ歌広場の系列会社だけあり、多くの施設ではカラオケを設置した個室数部屋が設置され、無料で貸切が可能となっているほか、貸切風呂(家族風呂)・インターネット・囲碁・将棋・麻雀・卓球ルーム等の付帯設備も無料で提供されていたりする。
↑ 入口脇に咲くカラムラサキツツジ ↓
かつては、独自構築した旧予約システム上の制約により、熱海ニューフジヤホテル(静岡県熱海市)や熱海金城館等一部ホテルにおける団体客の受け入れ(通常料金体系と異なる)を除き、原則旅行会社を通しての予約は受け付けることができず、公式サイト上のフォームまたは各ホテルへの直接電話による予約となっていたが、2014年(平成26年)に予約システムを刷新し、現在は外部からも予約が申し込めるようになっている。
安価な宿泊費を実現するため、人件費を徹底して削減。仲居を廃止し、食事はアルコール飲料を含むバイキングとした。
客がチェックインする部屋にはすでに布団が敷かれている。
人件費のほかにも、取りまとめ以外からの仕入れや工事の発注など、地元温泉街のしきたりとは異なる独自の運営を行っている。
宿泊施設自体も徹底的に安価に購入されたものであり、物件によっては当初の建設費の10分の1以下の価格で買い叩いたものである。
明確な時期の境はないが、2010年(平成22年)前後より一部ホテルで実施していた部屋食のシステムが廃止されたり、アルコール飲料飲み放題の有料化、シーズン料金の導入、宿泊施設内にある飲食設備(喫茶や居酒屋)を廃止するなどサービスや経営面で合理化が進んでいる。
部屋のタイプを問わずに統一料金とすることを基本としているが、一部では、露天風呂付きの部屋や二間続きの大部屋などの特別室や、オーシャンビュー等の景観良好な部屋への割当確約、リニューアル工事済客室(シーズン料金導入後)、あるいは、設備が極端に劣る旧館や窓が小さく景観の無い洋室一人部屋等で料金差を付けている施設もある。
↑ フロントに飾られた花 ↓
なお、これら特別な客室は予約システムに載っていない、あるいは、選択できない場合もある(例えば、ホテル湯元の和洋室は公式・外部問わず予約サイトからは検索できず、じゃらんの案内ページには「数に限りがございますので、お電話でのご予約を承っております。」と記載されている)。
熱海館・熱川・尾瀬老神山楽荘・ニューさくら(鬼怒川)では、それぞれ隣接する複数施設(ューさくらは3、それ以外は2)を一括買収し、連絡通路を新設の上(熱海館は元来は同じ施設の本館と分館を分離独立させていたものを一括買収したので通路は既設、フロントやバイキング会場などを集約して一つの施設の本館と別館の関係にして開業した。
ニューさくらでは別館の浴場が閉鎖されたが、山楽荘は本館と別館で浴場の源泉・泉質が異なることを特に売りにしている。
2017年(平成29年)4月1日より、熱海エリアの内、熱海ニューフジヤホテル・熱海金城館・ホテル大野屋・アタミシーズンホテルを伊東園リゾートと位置付け、正式にシーズン料金の導入、バイキングのグレードアップ、客室の改築、熱海エリアの巡回バス運行の対応が行われた。
↑ ロビーに飾られた兜飾り ↓
これら施設は元々グレードの高い施設に位置付けられており、料金が高めとなっていたが、それがオフシーズン最低料金となり、ピーク料金は一般施設の早割などの割引料金と比べると倍の値段となる。
2018年(平成30年)10月より、全ホテルでシーズン料金が導入された。
それまでは必要最低限の改修でサービス提供されていたが、この頃より、リニューアルが加速しており、グレードアップした特別室が新設されて快適性向上等が図られる場合もある。
2024年(令和6年)4月からは、“「通える温泉宿」をさらに進めて”とし、「巡りたくなる温泉宿」とコンセプトを改め、日本全国(実際には東日本)各地にホテルを多数営業していることをアピールするCMを制作した。
「人生は旅。」をキャッチフレーズとしており、ロゴ化したものが、館内スリッパ、タオルなどに印字されている(業務効率化で一部省略されつつある)。
2019年(平成31/令和元年)頃からは、「いい湯かげん 旅かげん。」というキャッチフレーズ及び「7,800円(税別)からの通える温泉宿」というコンセプトを新たに使用開始し、同年8月から2022年9月まで俳優の柳葉敏郎をCMキャラクターに起用していた。
2022年(令和4年)10月からは、コンセプトはそのままに俳優の吉田鋼太郎、お笑い芸人オズワルドの伊藤俊介、子役の笹本旭を起用したファミリー向けCMを制作した。
また、WEBCMでは、伊藤と相方の畠中悠によるバージョンも制作されている。

















