雪の峠道
峠道は標高が高いため、市街地の道路にくらべて雪がおおく降り、路面が凍ることもあります。
斜面のすぐそばを車が走るため、なだれにあう危険性もあります。
雪国では峠道を安心して通れるように、さまざまな工夫がされています。

雪崩を防ぐための柵は、コンクリートの土台と太くてがんじょうな鉄骨でできています。
斜面でおきた雪崩が、道路に流れ込まないように、道路の上の斜面につくられています。

あらかじめ雪崩がおきそうな斜面に設置して、雪崩がおきるのを防ぐ「雪崩予防柵」と、発生した雪崩を道路の手前でくいとめる「雪崩防護柵」があります。大きさはさまざまです。
また、雪崩を防ぐための柵は峠道だけではなく、住宅地の上の斜面や、山あいを通る線路のまわりにも設置されています。

スノーシェッド
鉄骨やコンクリートでつくられているがんじょうなトンネルのようなものです。雪崩がおきそうな場所につくられています。

雪崩がおきても、雪はスノーシェッドの上を通って、がけの下に落ちていきます。このため、スノーシェッドの中を通る自動車が雪崩にまきこまれることはありません。

越後中里のエンゼルグランディアへ向かう途中、峠道のカーブ、ツアーバスがスリップしました。

車のスリップは頻繁に経験するものではありません。しかし、悪条件が重なると、日常使いの範囲内でもスリップすることがあります。

車のスリップは、タイヤと路面の摩擦により発生するグリップ力の限界を超えると発生します。

グリップ力の限界を超える理由は、車の速度、タイヤの性能、タイヤの摩耗具合などによって異なります。
ただし、車のスリップは、グリップ力の限界を超えたときだけではありません。

路面とタイヤの間に水が入り込みタイヤが浮いてしまう「ハイドロプレーニング現象」もスリップの1つです。

また、路面の上に散らばっている砂利や砂などによってタイヤのグリップ力が失われることでスリップする場合もあります。

このように、車のスリップは性能の限界を超えることで発生するだけでなく、車を走らせる環境によって発生する場合もあるのです。そのため、日常使いの範囲ではスリップすることがないとは言い切れません。

車がスリップしたらどうなるのか?
車がスリップすると、アクセル、ブレーキ、ハンドルなどの操作が効かない状態になります。つまり、車が制御不能状態に陥り、事故につながるリスクが格段に上がります。
カーブや曲がり角でスリップした場合、進みたい方向に進めないため、ドライバーがすぐにスリップに気づくでしょう。しかし、直進しているときや一瞬だけスリップした場合は、ドライバーがスリップに気づかないこともあります。
↑ ドライバーが降車し、後方の安全な路肩を確認しバックさせる ↓
走行中に車の制御ができないと感じたときや違和感を覚えたときは、メーター内の車が滑っているマーク「スリップ表示灯」を見てください。

スリップ表示灯は、タイヤがスリップしているときに点滅する警告灯です。この警告灯が点滅しているときは、車がスリップしていることを意味します。

