エジプト紀行7日 モハメドアリモスクの道すがら
KYPHI PERFUMES
エジプトの香油と香水瓶の専門店へ
エジプト香水瓶とは エジプトで吹きガラスの技法を使用し、職人の手で一つ一つ作られる一点物の美しい香水瓶です。
宗教上アルコールを使わない香油(香り成分の入ったオイル)を保存するために作られました。 瓶に香油を注ぎ、ガラス棒にオイルを取り肌につけて使用します。

ガラスには長い歴史があり、生産が始まったのは約5000年前と言われています。歴史について学ぶことで、普段の生活に欠かせないガラス瓶をより身近に感じられるでしょう。

天然のガラスは石器時代から使われていた
ガラスの起源に、前身となる「黒曜石(こくようせき)」という天然のガラスがあります。
黒曜石は、ガラスが人工的に作られる前の石器時代、槍や弓矢の矢じりの一部として、主に狩りで使用されていました。

誕生は約5000年前
ガラスの誕生時期については諸説ありますが、今から約5000年前、メソポタミア文明発祥の地であるチグリス川、ユーフラテス川の流域で作られたのが最初と言われています。
以前は誕生の舞台と思われていたエジプトのガラスも、実はメソポタミアから伝来したという説が有力です。
ただし、紀元前15世紀頃から始まるガラス容器の製造に関しては、エジプトが最も発展していたと考えられています。
ガラスの生産が進化した古代ローマ時代
日本にガラスが伝来した紀元前1世紀頃、古代ローマでは細長い鉄パイプの先端に溶けたガラスを付け、息を吹き込んで膨らませる「吹きガラス」の製法が開発されました。
以降、ガラスの生産量は格段に増加し、それまで高級品であったガラスが庶民にも行き渡るようになったと言われています。
吹きガラスは現在でも行われている製法で、主に瓶や容器の成形に用いられています。

ガラスの器が作られたのは紀元前16世紀頃
ローマで吹きガラス製法が発明されたのを皮切りに、ドイツ・フランス・イギリスを中心とする西ヨーロッパでは、独自のガラス製造技術が発展していきます。
紀元前15世紀を過ぎると、ステンドグラスやレースグラス、鏡が流行し、装飾品としてのガラスが人気を博しました。
紀元前16世紀頃にはガラスの器が作られ、ガラスの実用的な面が注目されはじめます。

無色透明なガラスが誕生したのは17世紀
現在のガラスの大きな特徴として無色透明なことが挙げられますが、16世紀までガラスは透明ではありませんでした。

無色透明なガラスは17世紀に誕生し、主原料であるソーダ灰を木炭と酸化マンガンに変えることにより、質の高い無色ガラスが作れるようになったと考えられています。

日本でのガラスの歴史
諸外国に比べ、日本でガラスが知られ始めたのはやや遅く、海外からの伝来が始まりとされています。日本でのガラスの歴史も紐解くことで、ガラスへの理解がより深まるでしょう。

日本への伝来時期
日本にガラスが伝来したのは、紀元前1世紀頃の縄文時代です。
現在、日本で確認されている最古のガラスは、弥生時代中期のガラスビーズであり、中国からシルクロードを渡って伝わったものと推定されています。

弥生時代後期には、南インドや東南アジアからも輸入されるようになり、当時の遺跡からガラス勾玉(まがたま)を作る鋳型が多く出土しています。
この事実から、日本では約2000年前に、ガラスの加工を始めていたことがわかるでしょう。

日本のガラス製造は、平安時代になって一旦は衰退するものの、江戸時代以降再び隆盛し、人々のガラスに対する意識が実用性へとシフトしていきました。

ガラスの別称
日本では、ガラスを「瑠璃(るり)」や「玻璃(はり)」、「ビードロ」、「ギヤマン」などの別称で呼ぶことがあります。
ガラスがさまざまな名で呼ばれるのは、伝わってきた国の違いによるものであり、初めて伝来したときは瑠璃・玻璃という名前でした。

ビードロはポルトガル語の「Vidro」、ギヤマンはオランダ語の「Diamant」がなまったもので、どちらもガラスを意味しています。

「硝子」の由来
ガラスは漢字で「硝子」と書きますが、これは原料である「硝石(しょうせき)」が由来です。明治元年に、日本初の洋式ガラス工場だった「品川硝子製造所」が使い始めたことがきっかけで定着しました。


