帰省する手段
アンケート調査
コロナ禍前後で帰省や旅行などの際に利用する交通手段が「変わった」と回答した人が、

「コロナ禍前」の帰省や旅行などで使用していたおもな交通手段は
電車・新幹線(76.3%)
車(65.2%)
飛行機(44.9%)
バス・夜行バス(37.9%)という結果になりました。


 

「コロナ禍後」の帰省や旅行などで使用するようになったおもな交通手段においては車(92.4%)
電車・新幹線(92.4%)
飛行機(15.2%)
バス・夜行バス(6.6%)という回答となりました。


帰省の読み方が「きせい」なのは何故?
帰省は「きせい」と読みますが、「省」は「文部科学省」「省略」などに使われるので、つい「きしょう」と読んでしまう人もいるかもしれません。


 

↑ 新幹線による帰省 ↓

 

「省」は「省みる(かえりみる)」の意味があり、そのように読むこともありますが、行政の名称や「省略」という言葉に「省みる」という意味は含まれていないようです。

「省」の「省みる」という意味を含んでいる言葉に「反省」がありますが、こちらも「帰省」と同じく「せい」と読みます。このため、「省みる」を意味する言葉のときは「省」を「せい」と読ませるのではないか、とも考えられています。


 

帰省の由来
帰省は中国の漢詩に由来するといわれており、本来の意味は「祖父母をかえりみること」です。帰省というと地元の両親や友達に会うことを楽しみにしている人も多いでしょうが、それだけでは本来の帰省とは言えないのかもしれません。

 

帰省が使われるようになったのは明治時代
帰省の語源は中国の漢詩のようですが、日本で帰省という言葉が根付いたのは明治時代の頃といわれています。


 

↑ 車による帰省 ↓

 

江戸時代でも、「藪(やぶ)入り」といわれるお正月とお盆に奉公人が自宅に帰れる休暇がありました。その日1日だけ自宅に帰る場合は「帰省」ではなく「宿(やど)下がり・宿入り」といわれていたようです。

国内の移動が困難で休みも十分にとれなかった江戸時代では、年に1~2回の帰省は祖父母をかえりみる貴重な機会だったのでしょう。

 

しかし、移動手段や生活様式が多種多様に発展した現代では、本来のように1年に1~2回の祖父母をかえりみる休暇、といった意味合いはなくなってきています。

「帰省」という言葉は、そうした歴史がありながら、それに代わる適切な言葉が生まれていないようです。



帰省を使うときの注意点
単身赴任から帰るときは「帰省」ではないかも

帰省という言葉を使うときの注意点についてまとめました。日常で「帰省」を使うときに、誤った使い方をしてしまうことのないようにしておきましょう。


 

↑ 航空機による帰省 ↓

 

帰省する距離に定義はある?
帰省という言葉を使うのに、帰省する距離の基準があるかというと、特に定義されていません。


現代では地方から都会に出てきた人もいれば、都内近郊に実家がある人もいて、帰省するといってもその距離には個人差があります。

距離の長さにかかわらず、実家に帰って祖父母のようすを知ること全般を帰省と呼んで差し支えないでしょう。


 

単身赴任先から自宅に帰るときも「帰省」?
単身赴任先で「帰省先」を問われた際、「自宅」と記載した例があったそうです。

確かに単身赴任中、休暇をもらって帰る先は自宅かもしれませんが、厳密には「帰省」の意味とは異なるでしょう。


 

↑ 長距離パスによる帰省 ↓

 

「帰省本能」という言葉はある?
時折、「帰省本能」という言葉を使う人がいるようですが、これは誤りです。動物が自力で自分の巣に帰る習性の「帰巣本能」の誤りなので、うっかり使ってしまわないように注意しましょう。


 

帰省の類語
帰省の類語として、「帰郷」「帰宅」「里帰り」が挙げられます。それぞれの意味は下記のとおりです。


 

↑ フェリーによる帰省 ↓

 

帰郷: 故郷に帰ること
帰宅: 自分の家に帰ること
里帰り: 新婦が実家に帰ること、一時的に故郷に帰ること
近年では一時的に故郷に帰る意味で「里帰り」を使うこともあるようですが、本来は「新婦が実家に帰ること」を意味するので、人によっては違和感を感じることもあるようです。


 

帰省は祖父母をかえりみるという意味があるものの、現実には祖父母が他界していて会えない家庭や、実家が引っ越していて帰省先が変わった家庭などもあり、「里帰り」と同様本来の帰省の意味とは異なっている場合もあります。


 

↑ タクシーによる帰省 ↓

 

上記の類語の中では、「帰郷」「帰宅」が現代の多種多様な帰省スタイル全般をカバーできる表現といえるかもしれません。


 

帰省の反対語
帰省を終えて家に戻ってきた状態を端的に表す反対語があればいいのですが、帰省の反対語は特に定義されていません。


 

↑ バイクによる帰省 ↓

 

帰省ラッシュの反対語として「Uターンラッシュ」という言葉はありますが、帰省を終えた後に「Uターンした」と表現することはないでしょう。帰省を終えて家に帰ってきたときは、「帰省先から帰ってきた」「帰省してきた」といった表現に留めておくのがいいかもしれません。

 


 

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