桜と雨に関する言葉
桜雨(さくらあめ) 桜が咲く頃に降る雨のこと。


 

この時期は気温が下がったり、風雨が多くなることがあります。



 

桜雨は、桜の美しさを引き立てつつ、花びらを散らすこともあります。春の訪れを感じさせる情緒豊かな言葉です。


 

催花雨(さいかう)
花が早く咲くように促す雨を意味します。


 

春を待ち望む気持ちや、植物の成長を助ける雨の役割を表す言葉です。


 

花散らしの雨
満開の桜の花を散らしてしまう雨を指します。

 

残念に感じる一方で、雨の日ならではの趣もあります 。「桜流し」とも呼ばれます。


 

雨の日の桜の魅力
雨の日の桜は、晴れた日とは異なる特別な表情を見せてくれます。



 

繊細な輝き
雨に濡れた花びらが水滴をまとい、光を受けて繊細に輝きます。


 

優雅な揺れ
雨の重みで枝がゆっくりと揺れる様子も優雅です。


 

花筏(はないかだ)
散った桜の花びらが水面に浮かび、連なって流れていく様子を筏に見立てた美しい言葉です。

 

これは春の季語としても用いられます。




花筏の情景
花筏は、桜が満開の時期を過ぎ、花びらが舞い散る頃に見られます。


 

特に川沿いや水辺の桜並木で多く見られ、水面を埋め尽くすほどの花びらが流れていく様子は幻想的です。


 

花筏と生き物
花筏ができた水面では、カモなどの鳥が泳ぐ姿が見られることもあり、さらに美しい情景が広がります。

花筏は、桜の満開の時期が終わった後の短期間にしか見られない貴重な風景です。

 

 

花筏(ハナイカダ科の落葉低木)

山地の木陰に生え、高さ約1.5メートル。葉は卵円形で先がとがり、縁に細かいぎざぎざがある。雌雄異株。初夏、葉面の中央部に淡緑色の花をつけ、黒色の丸い実を結ぶ。

北海道の西南部から沖縄までの山地の木蔭に自生する雌雄異株の落葉低木で、中国にも分布します。



 

樹高は1.5m位で、幹は枝を多く出して小枝は緑色です。長い葉柄のある葉は互生し、大きさは5~12cmで縁には細い鋸歯があって先端は細く尖っています。

花期は5~6月、葉の中程に花をつけますが、雌花は花弁は4枚、雌花は1個で通常1個ですが、4個までつきます。


 

雄花は数個が束状につき、花弁は3~4枚、雄しべも3~4個あります。別名は「嫁の涙」といいます。

 

名の由来は、葉の表面に花をつけ、花後は黒い果実となるので、葉を筏に果実を船頭に見立てて“花筏”。

別名のヨメノナミダは、葉に実の生る木を見つけてくるように命じられた嫁が一晩中探しても見つけられず涙したということから「嫁の涙」
 

 

もう一つのママッコは、春先に若芽を摘んでご飯に炊き込んで菜飯にするのが名の由来です。

 

春先の若芽は、山菜として利用されます。生の葉では香りはしませんが、葉を煮ると良い香りがします。

 

 

八重紅枝垂
江戸時代から栽培されている品種で、松岡玄達(まつおかげんたつ)の「怡顔斎桜品(いがんさいおうひん)」(1758年(宝暦8年))には「千弁糸桜」として描かれている。

 

明治時代になると、仙台市長であった遠藤庸治が仙台市内に積極的に植樹して増殖させ、その子孫樹を各地に贈って普及に努めた。

 

 

このため「遠藤桜」あるいは「仙台八重枝垂」「仙台小桜」とも呼ばれる。現在でも仙台都市圏各地でよく見られ、東北地方以南の日本各地に名所がある。
 

 

なお、遠藤が植え増やしたヤエベニシダレの由来は、京都御所から鹽竈神社(仙台市に隣接する塩竈市にあるに下賜されたものとも、京都の近衛家の庭にあったものとも言われる。