竹割り
竹を割るのは、非常に簡単であり、かつ難しい行為です。竹自体は縦方向にほとんど の維管束が走ってい.ので、割れやすい構造になってい.。
↑ 大割された竹を更にさらに細く裂いて行きますが刃の有る物は使いません ↓
大割の方法
竹の分割器により大昔から、竹を大割りするときは先端から行うのが習わしです。同様に木を割る のは根本からです。
竹とつきあいの長い日本の文化ですから、それを尊重して 、「竹は頭から大割する」のが基本とします。
ウェブサイトでも紹介されていますが、鋳物製の竹の分割器道具がホームセンターや大きめの園芸店で販売されています。
竹の太さや番手に合わ せて6分割と5分割を使い分けます。この竹割り器は「たたくな」と書いてあのます。鋳物をたたくと、いつか割れますから。
細く裂くには
あえて「割る」ではなく「裂く」という表現をしてみました。 極端な言い方をすると、細く割るには刃物をつかう必要がありません。
刃物に頼るとその刃が災いし、刃先が引っかかってかえって曲げてしまったり、 けがをしたりする原因となります。
これは極端な例えですが、刃物にこだわらなくても竹を割ることは可能なのです。

これから説明する方法で竹を裂く場合、知っていて欲しいことが2つあります。
ひとつは、「裂け目は、曲がりがきつい方に寄る」というこです。
曲かがりこのことは、良く紹介 されているので、あえて説明はしません。
もうひとつは「ねじっとては駄目」ということです。
つまり、竹を左右に裂こうとする あまりねじってしまうと、そのあとのコントロールが難しくなります。

用意するもの
○手袋(手をたくさん使いますから、けがの防止に)、けがの防止に)
○薄いくさび状のもの
行程
万力に竹を裂くためのくさび状のものをかませます。なお、刃の有る物は潰します。
裂く前に、竹の節の裏側をナタなどで落としておきます。これは引っかからなければいいので、 きれいに落とす必要はありません。
大割りとは違い、細かく裂く時は「先端から」という必要はありません。どちらから割っても 大差ないようです。

竹を斜めにした状態で中央部に刃をあて、万力の角を支点にして、矢印のあたりに上から力を加えながら水平に竹を起こしますと、 竹がぴりっと裂け始めます。
右手で竹を刃の延長線上に保持し、かつ刃と垂直になるようにしています。そのまま押してやると割れていきます。

左手は引っぱらず、添えて案内するだけにしたほうが曲がりにくいです。これが基本姿勢になります。くれぐれもねじれないよう注意しましょう。
修正は、差が大きくならないうちに済ませてしまいます。これは手前側が太くなった時に行う修正の例です。

右手は竹が奥側に行かないよう保持し、両手で裂け始めの部分を曲げるようなイメージで、 左手を矢印方向に弧を描くように力を加えます。

ここで、竹をゆっくり押してやると裂け目が修正されながら割れていきます。 この時、修正のため力を加えられた竹は、まっすぐ裂いているときよりもあっけなく裂けていきますので、押す力加減に注意です。
師田黎明(もろたれいめい)
雪国の福井は厳しい寒さに耐えた良質の真竹や孟宗竹に恵まれ、古くからこれらの竹を活用して籠や花器などが作られてきた。

昭和27年ごろ師田(もろた)保隆、三四郎兄弟が、竹の切れ端を利用して永平寺雲水人形、勧進帳、藤娘、おけさ人形などの人形を試作、

これが昭和30年の全国竹製品展で最高の中小企業庁長官賞を受賞するなどして注目を集め、福井の特産品として全国に知られるようになった。

こうした越前竹人形や竹細工製品の展示や工房、販売を行っているのが、越前竹人形協同組合が運営している「越前竹人形の里」である。

竹林に囲まれた竹のテーマパーク「越前竹人形の里」には、越前竹人形を芸術作品として完成させた保隆さんの長男・師田黎明さんのコーナー「創作竹人形館・黎明」がある。

ここには代表作の「笹鳴り」をはじめ「しだれ桜」「乙女椿」「遊里」などの秀作が展示されている。

竹の各部の特性を生かしながら細工を施したこれらの作品は、どれも竹だけでできているとは思えないほど表情豊かな姿態が見る人たちを魅了する。

「笹鳴り」は胸を張った体の反り、0.2mmに割った約7,000本の竹を頭に植えた豊かな髪の大きなうねりに特徴があり、竹の枝葉が風に揺れてサヤサヤと鳴る笹鳴りの音を「竹の精」として表現している。
↑ 竹髪の行程 ↓
竹人形工房・篝(かがり)」では、創作に取り組む竹人形職人の技を目の当たりにすることができる。これら竹人形の匠たちは、伝統の技を後世に伝えるため若手職人の指導、育成にも力を入れて後継者を育てている。

↑ 師田黎明と其の作品 ↓
竹人形の里には竹細工実習教室があり、道具から材料までそろえて丁寧に指導してもらえる。

竹を削ったり、曲げたり、組み合わせたりして、竹とんぼなどの竹のおもちゃや愛らしい竹人形など、オリジナルな作品を楽しみながら作れる。

ミュージアムショップでは竹人形の匠たちが作った竹人形や竹細工品、強い成長力と生命力を持つ竹の薬効を活用した熊ササの「ささ茶」などが販売されている。

竹を極細に割き、人形の髪の毛に
職人技のなかでも特に驚かされるのが、本物のようにしなやかな髪の毛を表現するために竹を細く割いていく作業だ。

最も細いものは何と0.25mm。小さな鉈(なた)を使って竹を細く割いていく作業は信じられないほど繊細で、技術を身に付けるには4、5年はかかるという。工房の奥にある一室は、創作人形館「黎明」である。

ここは越前竹人形の芸術性を高め、第一人者として活躍した師田黎明(もろたれいめい)の作品を中心に数々の秀作が展示されている。

なかでも代表作といえるのが「笹鳴り」だ。竹の精を人形で表現した作品で、約7000本の極細の竹で表現された豊かな髪がダイナミックにうねる様子が、竹林を吹き抜ける風を感じさせる。
職人が作業を実演。見学者の質問にも職人自らていねいに答えてくれる。










