二の膳
正式の日本料理で、本膳の次に出す膳。普通本膳の右に置く。「二の膳つき」はもてなしが手厚いことのあらわれとされた。

室町時代以後,武家社会の礼法の固定化が進むに伴って整えられた饗膳形式であるが,年代や料理の流派の差によって内容にはかなりの異同がある。


一例を挙げると《宗五大草紙)》(1528)には,初献(しよこん)に雑煮,二献に饅頭(まんじゆう),三献に吸物といった肴(さかな)で,いわゆる式三献しきさんこん()の杯事(さかずきごと)を行う。


 

そのあと食事になって,まず〈本膳に御まはり七,くごすはる〉とあり,一の膳には飯と7種のおかず,以下二の膳にはおかず4種に汁2種,三の膳と四の膳(与(よ)の膳)にはおかず3種に汁2種,五・六・七の膳にはそれぞれおかず3種に汁1種を供するとしている。


 

また,〈五の膳まで参り候時も,御汁御まはりの数同前〉とも記されている。

 

会席料理の献立は、一汁三菜が基本である。現在の三菜は懐石にならい、刺身・膾、吸物・煮物、そして焼物・焼魚とすることが多い。


さらにお通し・揚げ物・蒸し物・和え物・酢の物などの肴が加えられ、最後に飯・味噌汁・香の物、水菓子となる。



 

料理の出され方は本膳料理と同じように、一の膳、二の膳といくつか膳が出るが本膳ほどの堅苦しさはなく、その時代の嗜好を反映し、新しいものを取り入れて宴会向きになっている。


 

なお懐石料理風に客の食べる頃合いを見計らって一品ずつ供する形もあるが、この場合は茶席の懐石とは違い、飯と汁は最後に出され、料理は一人分ずつ器に盛られ、料理の種類や品数も多くなる。


 

献立の例
先付(さきづけ)・・ 前菜
椀物(わんもの)・・吸い物、煮物
向付(むこうづけ)・・ 刺身、膾
鉢肴(はちざかな) ・・焼き物、焼魚
強肴(しいざかな) ・・炊き合せ等
止め肴 ・・原則として酢肴(酢の物)、または和え物
食事 ・・ご飯・止め椀(味噌汁)・香の物(漬物)
水菓子 ・・果物
ご飯、止め椀、漬物は同時に供される。ただし上記以外にも油物(揚げ物)や蒸し物、鍋物が出ることがある。


 

デザート
食事の後に出され食べられる果物や菓子(プディングやケーキ・アイスクリームなど)のことをいう)。


 

日常的な食事では果物などのビタミン類など主要な食事では不足すると考えられる栄養の補助的な意味合いもあるが、特に満足感を求める食事では、甘く風味の良い菓子類で食後の満足感をより強めるものとする位置付けも見られる。


 

コース料理の場合など、最後に食べたものが最も印象に残りやすい。よって、デザートに勝る印象を残す料理を作る調理師は腕の立つ者、という考え方がある。デザートを作る専門職として、製菓師(パティシエ)がいる。



 

日本におけるデザートとしては、ケーキや、アイスクリームが想起されることが多いがフランス料理においてはこれらは「アントルメ・ド・パティストリー」(菓子職人が作る菓子)に分類され、スフレ・プディング・ババロアなどの「アントルメ・ド・キュイジーヌ」(料理人が作る菓子)と区別されている。


 

語源はフランス語の「dessert()(デセール)」に由来し、この語は、「食事を下げる」「食卓を片付ける」という意味の「desservir()(デセルヴィール)」に由来する。

「dessert」という言葉は上記の意味をさすものとしてアイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランスで最も良く使われるが、イギリスやその他のイギリス連邦諸国では「スウィート」「プディング」がより使われる。

ただ、この意味において「スウィート」を使うものはイギリスでは、いくらか下層階級や労働者階級など大衆的な存在と見なされる。


 

主にイギリスではガムやあめ玉などの駄菓子の事を言う。日本では長らくデザート、甘いもの(甘味)、お菓子と呼ばれていたが2006年頃よりマスメディアやバラエティ番組を中心に俗語のスイーツと呼ぶことが一般的となった。

日本で振舞われる中華料理のコースでも、前菜、スープ、魚料理、肉料理、主食の後に甘い菓子(甜点心と呼ばれる)や果物が出されることが多い。

もともとは汁粉や揚げ団子のような熱いデザートが多かったが、近年では杏仁豆腐、マンゴープリンなどの冷たいデザートも各種作られている。



 

デザートとは無縁に思われていたあるラーメン屋などでも、プリンなど、豊富なデザートを品揃えする事で客単価アップを図るアイテムとなっている、洒落たお店が増え女性客がラーメン店に来やすくなったのでデザートが集客アップの決め手になってきた。

また、回転寿司店でもすでに、各種デザートは定番の商品となっている。皿に乗ってプリンが巡回している光景も、珍しいことではない。

さらに、女子会や誕生会などで近年女性客の増えている居酒屋でも、コース料理の締めとなるデザートに力を入れる店が、おもにチェーン店を中心に増大している。

バースデーケーキの無料プレゼントを行なうなど、それぞれの店のサービスもエスカレートしている。

子供に与えるデザートの弊害として2006年に大学生の食生活の実態を調べ、子供時代に食べた甘いデザートの食習慣が持ち越され大学生の食事が自立に欠ける原因の一つであるとして、食育の大切さが指摘されている。


 

土産

食後に売店で土産を買い、宅配便で発送してもらう。