マングローブ
熱帯および亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地にて植物群落や森林を形成する常緑の高木や低木の総称。



 

漢訳した日本語で「紅樹(こうじゅ)」といった場合、オヒルギ、または、オヒルギなどヒルギ科の常緑樹、あるいは、マングローブの構成種全般を指す。


 

漢訳した日本語では「紅樹林(こうじゅりん)」といい、時に「海漂林(かいひょうりん)」ともいう。


 

サキシマスオウの木

アオイ科(従来の分類ではアオギリ科)の常緑高木。日本では特によく板根を発達させる木として有名である。

常緑性高木で5-15mになる。葉は長さ10-20cmで、長楕円状卵形から楕円状卵形。

 

先端はとがっている場合も丸まる場合もあるが、基部は円脚(丸っこい形)をしている。葉質は硬く、表は緑色でつやがあって無毛、裏面は銀色や多少色づく円形の鱗状の毛が密生する。

円錐花序は7-15cmになり、多数の花をつける。

板根が特徴。板根を持つ樹木は熱帯域に多い。日本ではこの他に、イヌビワ、オキナワウラジロガシなどが形成することがあるが、本種のそれが群を抜いて立派で、高さは2mくらいになる例もある。


 

↑ サキシマスオウの木 マリユドゥの滝 ↓

 

 

マリユドゥの滝
西表島を流れる浦内川にある滝である。日本の滝百選に選ばれている。

浦内川は、西表島中央部の山地に源を発する沖縄県最長の河川で、マリユドゥの滝はその中上流部に位置する。


 

落差は約16mとそれほど大きくないが、2段に分かれており、長径130m、短径80mの楕円形の滝壺を持つ。西表島の他の滝と同様、崖は砂岩層である。

上流250mほどの所にカンピレーの滝があり、ともに西表島の代表的な観光地となっている。

 

名称
「マリ」は「丸い」、「ユドゥ」は「淀」の意味で、元来は滝ではなく、滝壺の名前である。「

マリ」は「マーリ」のことで、廻るという意味であり、滝壺に落ちた水が廻ることに由来するともいう。



 

カンピレーの滝のさらに上流には、長さ約4kmの淀みがあり、マリユドゥに対して、ナーユドゥ(長い淀の意味)と呼ばれる。

マリユドの滝、マリウドゥの滝、マリウドの滝、マリュドウの滝、マリュドゥの滝、マリュードの滝等の様々な表記がされるが、元来は4拍(モーラ)であり、マリュードの滝等の表記は正しくないとされる。

自然景観に優れ、自然休養林に設定されている。滝の周囲には木生シダが林立している。



浦内川はマリユドゥの滝の直下まで至る長大な汽水域を有しており、約400種に及ぶ魚類が生息する魚類の宝庫である。

このうち、日本では西表島のみに生息するウラウチフエダイをはじめ、シミズシマイサキ、ヨコシマイサキ、ニセシマイサキ、カワボラの5種は、汽水域上端からマリユドゥの滝に至る1.5kmの淡水域を主な生息地としている。

 

2015年には、渇水対策のために、マリユドゥの滝下流に取水用の送水管が設置されており、環境への影響を懸念する声がある。滝壺にはウナギ、テナガエビ、コイメジロ等が住む。


伝承
この滝を含む浦内川の上流一帯は聖域とされてきた。1727年の『八重山島諸記帳』によれば当時は稲葉院と呼ばれており、若夏(旧暦4月-5月)には火気や飲食は厳禁とされ、被り物は脱ぐことが定められていた。

滝壺には水鯖(みずさば)という怪物がいて、酉の日と寅の日に人が近づくと水面に現れて暴れ回り、これを見た人は高熱を出して死んだという伝承がある。

「サバ」は方言で「サメ」を意味するため、「水鯖」は淡水に住むサメのような生物であろうとも考えられている。



 

滝壺にはワニが住んでいたという伝承もある。このワニは洪水によって河口近くのトゥドゥマリの浜に流され、その後、西表島南西部の外離島、網取、崎山、鹿川に出没したという。

「ワニ」は方言で「フカ」(サメ)を意味し、浦内川の汽水域には体長1.5m程のオオメジロザメが多数生息しているため、西表島に複数伝わるワニ伝承のいくつかはこの種であるとする説がある。ワニは東南アジア等から漂着したイリエワニであるとする説もある。


 

ヒカゲヘゴ
大型の常緑木生シダで、日本では最大のシダ植物である。鹿児島県の奄美大島や沖縄県の沖縄本島から八重山諸島にかけての森林部でよく見られる。

高さが平均5~6m、最大で15mほどになる。葉柄から先だけでも2m以上はある。幹には楕円形の模様が多くついており、蛇のような柄をしている(このため中国語で蛇樹とも呼ばれる)が、これはヒカゲヘゴの成長に伴って葉柄が枯れて落ちた痕跡である。ただし次第に細かい気根がその表面を覆い、見えなくなる。

新芽は幹の頂部より伸び、葉柄部から葉がゼンマイのような形状となった後に開いて成熟する。

ヘゴ科の植物はシダ植物の中では比較的新しく約1億年前に出現したものであるが、ヒカゲヘゴはその大きさから古生代に栄えた大型シダ植物を髣髴させ

 

 

↑ 船着き場 ↓

 


 

西表国立公園 浦内川自然研究路
亜熱帯の森トレッキング
高くて広域な山々が聳える西表島は、太古の海進期にも完全水没することはなく、生物群は独特の生態系を維持したまま現在に到っています。


 

↑ 船着き場  浦内川自然研究路 ↓

 

 

 

↑ 船浦内川自然研究路(トレッキングコース) ↓

 

 

マリユドゥの滝・カンビレーの滝を見に行くトレッキングコースなんですが、正式には西表国立公園 浦内川自然研究路なんです。


 

この辺りは「犬の子三匹」と呼ばれていて、なぜそのような変わった名前がついたのかというと。


 

昔この辺りに可哀想な伝説があり、近くに住むお百姓さんが、子犬三匹を泳がせて川を渡っていたところ、何か大きな生物に、子犬が三匹とも食べられてしまったという伝説が残るところだとか。

何に食べられたかわからないそうで、地元の80歳過ぎのおじいやおばあも子供の頃から聞いている話だそうです。


 

広大なジャングルの中のことですから、人目につかない未知の生物がいてもおかしくはないような、ミステリアスな雰囲気もあります。