惣菜(そうざい、そうさい)
飯とともに食べる料理。副食、おかず、総菜ともいう。本来、惣菜(総菜)とは家庭で調理される手作りの日常のおかずの意味だが、市販惣菜や宅配惣菜を指すことも多くなっている。
副食(ふくしょく)または副食物(ふくしょくぶつ)
主食とともに食べるもののこと。

主食に対する概念が副食であり、副食はさらに主菜と副菜から構成される(さらに副副菜(副々菜)の概念を加える場合もある)。

主食は一般に穀類であり、副食のうち主菜はタンパク質を中心とする料理、副菜はそれ以外の栄養素を補う。

ただし、麺類の一品献立のように必ずしも主食と副食という構成ではない料理もある。

おかず(御数、御菜)
食事の際の献立のなかで主食に付け合せて食べる料理を幅広く指すものである。漢字では菜。懐石等では、一汁三菜などと記述される。

↑ 御飯と味噌汁 ↓
日本食の「おかず」は英語でもOkazuと表現されることがある。
おかずとは、副食や惣菜のこと。もとは女房言葉で、「数を取り揃える」の意からこう呼ばれるようになった。

安土桃山時代に宣教師の日本語の記録に記載があり、日葡辞書に載っている。江戸末期には、口語としては庶民にまで一般的に使われるようになった。

沖縄県の大衆食堂には「おかず」というメニューがある。内容は店や地域によってまちまちであるが、基本的には野菜炒めに卵焼きや豚肉の煮つけなどを組み合わせたものであることが多い。

↑ 朝食の定番焼き魚に卵焼き ↓
惣菜の語義
先述のように本来、惣菜(総菜)とは家庭で調理される手作りの日常のおかずを意味する。
第二次世界大戦後の日本では、女性の社会進出、家事の省力化、家族数の減少などを背景に、惣菜(総菜)は市販惣菜や宅配惣菜を指すことも多くなっている。
江戸時代の『守貞漫稿』では平日の菜のことを、京阪では番菜、江戸では惣菜と呼んだという。

塩鮭
塩引きにした鮭の事。薄くスライスし、直火で焼いて賞味する。
元来は冷凍技術が発達していなかった頃、産卵期に川で大量に漁獲される鮭を保存する為に発達した方法である。
主な塩鮭としては内臓を抜き塩を大量に詰めた「新巻鮭」(あらまきじゃけ)、更にその新巻鮭を塩と交互に挟む形で漬けて脱水および熟成させた「山漬」(やまづけ)、鮭の半身を塩水に浸け、塩分を滲み込ませて均一に塩味をつける「定塩法」(ていえんほう)がある。

現在、市場に出回っているのは殆どが定塩法によるもの。また山漬は生産に手間がかかる事から、現在では高級食材として扱われている。

嘗ては味より保存を重要視して大量の塩を利かせた為、魚が好きな猫でさえ敬遠する事から「猫またぎ」などとも呼ばれた。
惣菜の地域性
その土地独自の野菜(江戸野菜・京野菜など)や海産物など、地域の食文化を背景にして、他地域とは異なった料理文化を持っている。

ソーシャルディスタンス
新型コロナウイルスによる感染症の対策が始まってからよく耳にするようになった 、3密、ソーシャルディスタンスという言葉。
令和2年5月4日の安倍総理の緊急事態宣言延長の記者会見でも登場した、この言葉たち。
日本語では社会的距離を意味します。
新型コロナウイルスは、症状が出ていなくてもウイルスを保有しているいわゆる無症候の方もいます。
無症候の場合、自分がコロナウイルスに感染していると考えずに人に接触をしてしまうということもあり、気が付いたら自分自身がクラスターとなってしまう可能性もあります。
自分だけでなく相手への感染を防ぐために、ひいては日本全体の感染拡大を防ぐために、社会的距離の確保、人的接触距離の確保として、ソーシャルディスタンスという考え方が提唱されました。
ですがソーシャルディスタンスでは、社会的な分断をイメージされてしまうため、最近ではフィジカルディスタンス(身体的距離)という言葉を
江戸では、江戸前や地の野菜などの素材を使用して、佃煮・天ぷらを作った。漬物も同様である。京都のおばんざいというのは、京都の方言で「日常のおかず」のこと(「お番菜」と書き、ここでの「番」は番傘や番茶と同じく「常用のもの」をさす)。
大陸との行き来の歴史を持つ福岡、長崎や、琉球文化の影響を残す沖縄などにも独自の日常の惣菜、郷土料理が多い。

味付け海苔
板海苔の加工品であり、醤油と砂糖を主に味付けした加工海苔である。
カットされる前の大きなサイズ(全形、約21cm×19cm)で販売されている板海苔と異なり、8切り(5cm×10cm)や12切(3.5cm×10cm)程度にカットされた小片が、複数枚(5枚程度)セットになって包装された状態で販売されていることが多い。
加熱乾燥されており、パリパリとした食感であるが、口に入れると唾液などの水分により海苔と調味料が溶け出して口の中で味と香りが広がる。
ただし、味付けに用いられている調味料により、調味されていない製品と比較して吸湿性があり、パリパリとした食感を楽しみたい場合には、食べる直前に開封する。
また、開封後しばらくすると、湿気を吸って溶け出した調味料により海苔同士が貼り付く、取り上げる際に調味料が手に付いたり扱いにくくなるだけではなく、風味が悪くなる。
味付け海苔は1869年(明治2年)に、山本海苔店の2代目山本德治郎が、明治天皇の京都への行幸の際の土産として発明したものである。
この献納された味付け海苔は「宮内省御用」と書かれた海苔箱に入れられる事となり、その後1958年(昭和33年)まで続く宮内庁御用達となった。
また一般に向けて販売すると人気となり、全国に広がった。また、3代目德治郎は輸出を積極的に進めて、海外にも広がっていく。
かつては、大森界隈でも味付け海苔が研究されていたが、山本海苔店の味付け海苔が人気となってからは、各地で同様の味付け海苔が生産販売されるようになった。
市販惣菜・宅配惣菜
江戸時代
調理済みの惣菜を行商・屋台で販売する煮売屋という業態がすでに存在した。

第二次世界大戦後
晩婚化にともなう単身者の増大、核家族化や専業主婦の減少、低温流通技術の進歩に伴いバブル景気頃からのグルメブームなど社会的な変化にともなって小売店が提供する市販惣菜の需要が拡大し、種類も増えて品質も向上してきた。
そのなか、家の中で調理して食事する「内食(ないしょく)」と、調理されたものと食事の場所の両方を提供する「外食」の中間であることから「中食(なかしょく)」との造語で呼び、そのトレンドに注目した。
一時は若干すたれ気味だった惣菜の語も、中食への注目とともにまた広く使われ出している。
煮物、揚げ物、漬物、豆料理、佃煮、サラダなどのデパート、スーパーの食品売り場で購入してくるものから、弁当のおかずに手ごろな一口分の冷凍食品までいろいろある。
「デリカテッセン」というと日本では和洋問わず惣菜そのものをさす事例が多いが、英語圏では本来、惣菜を販売する店舗を指す。

デリカテッセン
サンドイッチや持ち帰り用の西洋風惣菜を売る飲食店である。 ラテン語のデリカトゥスを祖とし、ドイツ語で「美味しいもの」を意味するデリカテッセの複数形であり(英語においてはドイツ語からの借用語である)、そこからデリカテッセンを売る商店という意味が派生した。
惣菜と問題
既製品が提供されるという利便性だけでなく、「おいしいこと」「安いこと」が追求されてきたが、近年では食中毒やBSE等の問題だけに限らず、残留農薬や有毒物質、また賞味期限切れや偽装まで、「安全であること」も惣菜を含めた食品全体に対して求められるようになってきている。
カロリーなど栄養成分についても明記してあるものも見られる。こういった安全性を求める需要に関連して、食品添加物、遺伝子組み換え作物利用の有無やアレルゲン表示など、様々な表示が行われている。原産地表示をするよう消費者側の需要もあり、これに対応する動きが見られる一方で、産地偽装やまぎらわしい表示などといったトラブルが取り沙汰されるケースもある。









