鍾乳洞
ベトナム紀行・其の64
ベトナム紀行・其の64
鍾乳洞又は石灰洞は、石灰岩が地表水、地下水などによって侵食(溶食)されてできた洞窟であり、ふつう石灰岩地帯に存在する。


↑ 洞内は神秘性と言うよりも、カラフルにライトアップされています ↓








↑ 現地ガイドが記念撮影をしています

前者が洞窟内に生じた鍾乳石などの洞窟生成物(二次生成物)に視点をおいた用語であるのに対し、後者は洞窟を胚胎する地質的な母岩の種類に視点をおいた用語である。
広義には、石灰洞以外でも鍾乳石類が生じている洞窟を鍾乳洞と呼んでいる(例.長崎県の七ツ釜鍾乳洞)。
なお、鍾乳洞の鍾は金偏に「重」であり、金偏に「童」の鐘と書くのは誤り。






↑ 洞内の川





鍾乳洞を胚胎する石灰岩の地層はサンゴ礁などが発達する暖かい海で、石灰質の殻や骨格をもった生物の遺骸などが海底に厚く堆積することによってできたものである。
一般の岩石と異なり、主成分が炭酸カルシウムからなる石灰岩は、酸性の溶液に溶解する化学的性質をもつ。
石灰岩が地殻変動によって地上に隆起すると、二酸化炭素を含む弱酸性の雨水や地下水による侵食(溶食)が始まる。
このような侵食(溶食)によって石灰岩体の内部に多くの空洞(洞窟)が生じる。石灰岩中の微細な割れ目等を満たした地下水(炭酸カルシウムが多量に溶解している)が洞窟内に滲出すると、二酸化炭素を含む水と炭酸カルシウムとの化学反応が可逆的であることから、逆に炭酸カルシウムが方解石として晶出を始め、沈積して鍾乳石等の洞窟生成物が発達する。



こうして洞窟内が装飾されるようになった洞窟を鍾乳洞という。石灰洞とは成因が異なるが、熔岩鍾乳が発達した熔岩洞も広い意味で鍾乳洞の一種である。
出典・ウィキペディアフリー百科事典。