本年中のtabiの拙いブログにお付き合い下さり誠に有難う御座いました。
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来る年があなた様にとって至福である様祈念致します。
                                                                             2016年12月27日。
写真のチンパンジーは伊豆シャボテン公園で撮影。

申(さる、しん)は十二支のひとつ。通常十二支の中で第9番目に数えられる。前は未、次は酉である。

申年は、西暦や皇紀では12の倍数の年に当たる。
申の月は旧暦7月(概ね新暦8月)
申の刻は午後4時を中心とする約2時間
申の方は西南西よりやや南寄り(南西微北:北基準右廻り240°)の方角である。
五行は金気
陰陽は陽である。

「申」は「呻」(しん:「うめく」の意味)で、果実が成熟して固まって行く状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の猿が割り当てられた。
なお、現在の暦ではうるう年となるのは申年と、子年、辰年である。(12=4*3で剰余がゼロであるため)また、「申」という文字そのものはShift JISにおけるダメ文字の一つでもある。

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三猿(さんざる、さんえん)
3匹の猿が両手でそれぞれ目、耳、口を隠している意匠である。「見ざる、聞かざる、言わざる」という叡智の3つの秘密を示しているとされる。

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三猿の起源と日本における三猿
日本語の語呂合わせから日本が三猿発祥の地と思われがちだが、3匹の猿というモチーフ自体は古代エジプトやアンコールワットにも見られるもので、シルクロードを伝い中国を経由して日本に伝わったという見解がある 。

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『論語』に「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、 非礼勿動」(礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざればおこなうなかれ)という一節がある。

一説に、こうした「不見・不聞・不言」の教えが8世紀ごろ、天台宗系の留学僧を経由して日本に伝わったという。三猿のモチーフは、庚申信仰の伝播とともに近世以降広く用いられるようになり、主尊の青面金剛を描く際、その足元に三猿が添えられた例が多い。

また庚申塔にも多く三猿が彫り込まれている。天台宗は比叡山の鎮護社の日吉大社と密接な関係にあり、日吉大社を本尊とし、猿を神使とする山王信仰が、庚申信仰と習合した結果ともいう。

南方熊楠によれば青面金剛と猿の関係はインドに起源があり、青面金剛はインドのラーマーヤナ説話の主人公・ラーマの本体たるヴィシュヌ神の転化であり、三猿はラーマに仕えたハヌマーンの変形という。

また庚申の「申=さる」である、庚申信仰で人の悪事を監視して天帝に報告する三匹の「三尸虫」を封じるため、悪事を見聞きせず、話さない三匹の猿を出したなどの説もある。江戸中期に出版された『和漢三才図会』の「庚申」の項を見ると三猿の挿絵が添えられている。

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各国における三猿
江戸初期の左甚五郎作と伝える日光東照宮のレリーフは、明治時代になると海外にも紹介されて、やがて世界的に最も有名な三猿のひとつとなった。

インドのマハトマ・ガンディーは常に3匹の猿の像を身につけ「悪を見るな、悪を聞くな、悪を言うな」と教えたとされており、教科書などに「ガンディーの三猿」が掲載されている。

また、アメリカ合衆国では教会の日曜学校などで三猿を用い「猥褻なものを見ない」「性的な噂を聞かない」「嘘や卑猥なことを言わない」よう諭すことがあるという。

三猿コレクション
大阪府に所在する国立民族学博物館には世界の三猿コレクションがある。同博物館の民族文化研究部教授中牧弘允によって、図集が出版されている。

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チンパンジー脳機能ゆっくり発達…京大霊長類研
京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)は、チンパンジーの脳について乳児期はヒトと同様、創造性などの高度な脳機能に関わる前頭前野が極めて未成熟なことを確認した。高度な脳機能は生まれながらのものではなく、親子関係など誕生後の経験が大きく影響する可能性を示唆している。11日付の米科学誌カレントバイオロジーに掲載。

2000年に生まれたチンパンジー3頭の脳を、生後6カ月からヒトの思春期前に相当する6歳まで半年ごとに磁気共鳴画像化装置(MRI)で撮影。神経線維の集まりである白質が、前頭前野内に占める割合の変化に注目し、ヒトやアカゲザルと比較した。

大人と同じ比率に達した時を100%とすると、早期乳児期に当たる1歳のチンパンジーで31.8%。同じ発達段階のヒト(2歳)も48.9%とともに未熟なのに対し、アカゲザル(1歳3カ月)は91.7%と大人並みだった。子供期の後半でみると、ヒト(10歳半)の83.9%に対し、チンパンジー(6歳)は55.7%。ヒトほど急激には子供期に前頭前野が発達しないことも分かった。

松沢哲郎所長は「生後、前頭前野の発達がゆっくり続くからこそ、ヒトもチンパンジーも、経験によって形成される道具使用などの能力が身につくのだろう」と話している。【榊原雅晴】
毎日新聞 8月11日(木)から。

チンパンジー
動物界脊索動物門哺乳綱サル目(霊長目)ヒト科チンパンジー属に分類される類人猿。
樹上棲だが、前肢の指関節外側を接地して地表を四足歩行(ナックルウォーク)することもある。昼行性。夜間になると樹上に日ごとに違う寝床を作り休むが、同じ寝床を再利用したり地表に寝床を作ることもある。

10-20平方キロメートルの行動圏内で生活するが、乾燥した地域では行動圏が数百キロメートルに達することもある[2]。複数頭の異性が含まれる19-106頭の群れ(単位集団、コミュニティ)を形成して生活するが、頻繁に離散集合を繰り返す。

オスは主に産まれた群れに留まることが多く、性成熟したメスは産まれた群れを離れて隣接した群れに加わることが多い。群れは他の群れと敵対関係にあり、オスが他の群れにのりこみ殺し合いになることもある。また子殺しを行うこともあり、加害者・被害者共にオスが多い傾向がある。

蟻塚に棒を差込みシロアリを捕食する、石や倒木を使って堅い果実の殻を割る、木の葉を使って樹洞に溜まった水を飲む、木の葉を噛む音を使って求愛するなど様々な用途で道具を使う。

これらの道具および行動は地域変異があり、文化的行動と考えられている。ウガンダの森に棲むものは、日常的に木の枝を使ってサスライアリなどを捕食することが報告されている。

食性は雑食で、主に果実を食べるが種子、花、葉、樹皮、蜂蜜、昆虫、小型から中型哺乳類なども食べる。サルを集団で協力して狩猟することもある。食物は分配し、特に肉は分配されることが多い。
繁殖形態は胎生。生後8-11年で性成熟し、生後14-15年で初産を迎える。寿命は50年と考えられ、飼育下では57年の飼育記録がある。

社会・行動
普段は、主に母子関係やオス間の同盟を元に構成される小さい集団(パーティ)に分かれて遊動する。 しかし特定のオスメス関係にもとづいた繁殖をしないので、ヒトの社会における父親に相当するものはないと考えられている。

メスが出自群をでることによって近親交配の回避をしていると考えられている(第一子を出自群で生む例や、子供を連れた群間の移籍例など、例外も知られている)。
個体間には順位差があり、とくにオス間には順位を巡った争いがあることが知られる。野生下・飼育下共にオス間での連合の形成が見られる。

チンパンジーの特筆すべき習性として「子殺し」がある。オス達が他の集団の赤ん坊を襲う、オスが同じ集団の赤ん坊を殺す、さらに、メスが同じ集団の赤ん坊を殺す、など様々なパターンが観察されている。いずれの場合でも、殺した赤ん坊を食べてしまうことがある。

子殺しによって、他のオスの血統を減らし、自らの遺伝子をより多く残す繁殖戦略であるという説もあるが、ライオンなどの子殺しと違ってどの子が自分の血を引いていないか明確でなく、この習性がチンパンジーの社会でどのような役割を果しているのかはよく分かっていない。

さらに、野生のチンパンジーは他の群れの大人オスを殺すことが報告されている。集団から離れて一頭でいるところを数頭で狙うことが多い。単位集団内のオス、メスの比が出生時は1:1であるのに対し成人では1:2に偏っているのは、ここに一因があると考えられる。

同属別種のボノボのオス、メス比が1:1であるのと比べると特筆されるべきことである。チンパンジーが人間を襲う例もアフリカで報告されている。

チンパンジーには笑いがある。くすぐったり、追いかけ合ったりして笑い声を出す。ただし、テレビ番組でチンパンジーが芸などを披露する際、歯を見せて笑っているように見えることがあるが、これはグリマスという表情でチンパンジーが恐がっている時の顔である。

「かけおち」
チンパンジーは乱婚で優位のオスに交尾の機会が多いが、野生では下位のチンパンジーが「かけおち」することが観察されている。草陰に隠れていた気の弱いオスのところに、いつのまにか一匹の発情中のメスが寄り添っている。

そして、一日、長い時は一週間以上も群れの中心から離れて遊動範囲の周縁へと「かけおち」する。時には、オスに手荒に叩かれたりしながらしぶしぶ「かけおち」するペアもいる。

ニホンザルのDNA解析から、ボスよりも下位のオスの子孫の方が多かったという研究結果があることから、チンパンジーも同じようなことが予想されるが、まだ報告はされていない。

文化
チンパンジーは道具使用や挨拶行動を含め、さまざまな文化的行動が報告されてきたが、1999年のホワイテンらの論文以降2000年代急増している。ホワイテンらが取り扱った文化行動は物の操作に関するものが多い。

ここで使われている文化の定義は、日常での用語や文化人類学的なものが与えられているわけではない。行動レパートリーのうち、社会的学習によって次の世代へ受け継がれ、なおかつ地域間の行動上の差異がチンパンジーの遺伝的な多様性に還元できないことを指したものである。

人間との関係
名前はコンゴの方言、基亜種の名前チェゴは生息地での本種の呼称に由来する。
日本では1927年に天王寺動物園で初めて飼育された。

日本では1962年に福岡市動植物園が初めて飼育下繁殖、1982年に京都大学霊長類研究所が人工授精(動物園では1985年に恩賜上野動物園)、1998年に広島市安佐動物公園が死亡したオスの冷凍精子を用いた人工授精に成功した。

開発による生息地の破壊、食用や実験動物用の乱獲などにより生息数は減少している。またエボラ出血熱、急性灰白髄炎のような疾患、呼吸器系と思われる疾患、インフルエンザのような疾患などによっても生息数が減少している。
出典・ウィキペディアフリー百科事典。