当直中に久し振りに読書。
最近仕事や生活に疲れて心が折れそうになっていたので、
「女性必読!必ず自分と重ね合わせるところがあるはず。まさに現代の大河ドラマ!」
という書店のPOPに惹かれて衝動買いした一冊。
- 私という運命について (角川文庫)/白石 一文
- ¥740
- Amazon.co.jp
正直いうと、私はハッピーエンドが好きなので読後感はああ~やっぱり!で、
すっきり「読んでよかった!」と単純に思えなかったんですけど、
書店のPOPは当たってました。
29歳から40歳までの、仕事と結婚と出産とをめぐる女性の人生。
運命とは何か?を問いながら生きる、彼女とその周囲の人々の物語。
私は数年前、結婚するつもりでいた人と別れました。
彼の家族とは仲良くさせてもらって、私も本当に家族になるつもりでお付き合いをしてて。
彼のお父さんは癌を患っていて入院していて、お見舞いに行ったとき。
別れ際、それまでそんなことを言ったことがないのに
「また来てね、また会おうね、絶対だよ」
そう言われた日から間もなく、お父さんは亡くなりました。
私はその時1年の出張で東京にはいなく、当直も代われずお葬式にも出れず。
仕事も忙しく、気づくと深夜で電話もできず・・・そうしたあとに
「もっと支えてほしかった」と言われた時に
目先の雑務に流され、それを言い訳にして逃げていた自分に気づき、
同時にこの先この人を支えていく自信がない、と思い、それからほどなく彼と別れました。
別れてからしばらく、なぜ別れちゃったんだろうという気持ちと、
でもまた付き合ってうまくいく気がしない、と悩むと同時に
「また来てね」
という記憶の中のお父さんの声に、変な罪悪感をずっと持ってました。
「愛してくれる人を愛することと、愛している人に愛されることと、それはどこがどう違うのだろう」
「選べなかった未来、選ばなかった未来などどこにもない」
私が思ったり悩んだりしたこと、同じことを思い悩む亜紀に自分を重ね合わせ、
同時に「ああ、みんな同じようなことを思ってるのか」とちょっと安心した。
そしてこの最近の後ろ髪引かれる重い気持ちが、ちょっと楽になりました。
でも、なんだろう・・・
第三章まではすんなり主人公に溶け込めたのになあ。
その先はなんだか男性目線になってしまってるような。
「運命」を表現するために
病気(さらにいうと先天的なものと後天的なもの)、出産、事故、天災というのはわかりやすいのだろうけど
ちょっと安易のような盛り込みすぎなような。
それでも、うーん、やっぱり読んでよかった、かな?
それにしても久々に読書をしましたがやっぱりいいですね。
文庫本で約500ページは厚いんだけど、私本読むの早いので、4時間ぐらいで読めました。
いつもだらだらテレビやネットする4時間より有意義だった!
医学書以外の本も意識してよむようにしようっと。