ちょうど今くらいの季節だったかなあ。
私は、結婚して実家から車で20分くらいの
アパートに住んでいた。
昼過ぎ
姉から電話あり。
その時姉は、子供つれて実家に出戻っていて
子供は、2歳になるかならないかぐらい。
用件は。
なんでも姉が熱をだして
病院へ父の車でいった。父の運転で。
(母と子供も一緒に)
その時道路に車寄せて
コンビニに入ろうとしたらしい。
縦列駐車して。
その時バックしたら黒塗りのベンツに
コツンと当たってしまった
すかさず父は車から降りて
ベンツを確認して
「あー、傷ないねー。良かったわー」
と、悪びれもせず言った。
もちろん、でてきた若い衆
「あー?なんだ、コルァぁ?
てめー、謝りもせずなんだその態度は?
ぶっ殺すぞ!」
と、映画のようだったらしい。
姉は、ビックリして
車から飛び降り
「申し訳ありません」
を、繰り返したという。
子供も泣き叫ぶ阿鼻叫喚な世界

それでも、父は、「じゃあね」と
さわやかに帰宅してきてしまったという。
姉が、もう涙声で
「ナンバーも見られてるし
このまま終わるわけない。
私達殺されるかもしれない
」と、言う。
すぐ、そっちにいくからと、私は電話をきり
実家へ行った。
姉は、寝込んでいて
父は、庭の手入れをしていた。
何もなかったかのように。
母と話して、ある人を頼ろうということになった。
実は、母の死んだ妹の友達が
ここらへんのシマを取り仕切っている
や○○のおかみさんで
母も私も知っている。
おかみさんの娘は、従姉妹と親友だ。
そのおかみさんに電話したところ
もう話は、子分から聞いていて
これから、事を起こすときいていたらしい。
おかみさんに、私が電話で
これから、謝りに自宅へ伺う旨を伝えた。
おかみさんは、そういうことなら。と。
快く承諾してくれた。
私は、母と酒屋へ行き
1番高い日本酒を2本買って
母と2人で謝罪にいった。
父は、ダンボの耳をしていたが
自分も行くとは決して言わなかった。
てめーのケツは自分で拭けよ!



と、いう言葉が、今なら浮かぶ。笑
親分さんのお屋敷にはいり
玄関でお酒をわたし
ひたすら謝った。
おかみさんは、車にキズもないし
気にしなくていいといったくれたが
知り合いだったから
この程度で済んだのかもしれない。
カズオは、一回しめられたほうがいいと
この後、姉とひたすら悪口を言いまくった。
それにしても
娘を謝りにいかせて
指でもつめられたらどうしようとか
思わなかったのかな?
毎月通っている呼吸器内科の病院に
いく通り沿いにそのお屋敷があり
毎回思いだす出来事です。
アレコレと書いてしまったのでもうひとつ。
当時、息子が5才くらいだったと思う。
実家の裏の借りている駐車場に
私が車を停めたら
なにやらカズオが
あさりとりに使うカマの大きいやつを
両手で支えて
こちらへ向かってくる。
そのカマの先には
1mはあると思われる蛇🐍
だらんと息絶えている。
息子に向かって
「ほれっ」と、
なげるふりして
ウヒャウヒャ笑っている。
「どうしたの、それ?」と、私
「なんかなあ、隣のうちが建て直ししてるから
うちに逃げてきた。
あぶねーから、殺したんさー」
と、父
「どうして、罪のない動物を殺傷するの?
蛇なんて殺したら、呪われるよ
」
すると、
ちょっと、びびった父は、
借りている駐車場に穴を掘り
勝手にうめた。
私は、お線香もあげようよと言って
3人で拝んだ。
こんなもんじゃない、カズオのアレコレ。
自分に優しく人に厳しいがモットー。
昨年
カズオの妹2人に会った時
別々にあったのに
同じこと言われた。
「あれだろ。カズオさんがお父さんじゃ
大変だったろ…」
おしまい。