村上和雄ドキュメント「SWITCH」特別版上映

で、村上博士が、

「本当に大切なものは目に見えない。

命とか、愛を、この目で見た人はいない」

と、いうお話の流れで、

100年以上前に、

アメリカで掲載された

一番有名な

「サンタクロースは本当にいるの?」

と、いう社説のお話をされ、

「目に見えないものを信じる」

ことの大切さ、を説かれていました。

気になって調べてみたら、

とても素敵なお話だっだので、

シェアさせていただきます。

114年前のニューヨーク・サン社説のお話です。

”Is there a Santa Claus?”
★サンタクロースは本当にいるの?★


1897年9月21日、アメリカ合衆国の新聞、
ニューヨーク・サンに掲載された社説。

当時8歳のヴァージニア・オハンロンが
同新聞社にこの質問をし、同社の記者フ
ランシス・チャーチによって執筆された。

アメリカで最も有名な社説の一つとなり、
社説が掲載されてから100年以上経った今でも、
クリスマスの時期になると世界中で愛され、
語り継がれている。

手紙の概要は、彼女が
「サンタクロースはいるのかどうか」について
友達と意見を交わした際、

「サンタクロースはいない」という者がいるので
結論が知りたく、父親のすすめで新聞社、
ニューヨーク・サンに手紙を出したというものである。

これに対してニューヨーク・サンの論説委員で
あったフランシス・チャーチは社説欄に
返事を書くように頼まれ、
1日で手紙についての社説を書き上げた。


【ヴァージニア・オハンロン】からの手紙

「こんにちは、しんぶんのおじさん。
わたしは八さいのおんなのこです。

じつは、ともだちがサンタクロースは
いないというのです。

パパは、わからないことがあったら、
サンしんぶん、というので、
ほんとうのことをおしえてください。

サンタクロースはいるのですか?

ヴァージニア・オハンロン」


【フランシス・チャーチ】社説による返事

ヴァージニア、それは友だちの方がまちがっているよ。
きっと、何でもうたがいたがる年ごろで、
見たことがないと、信じられないんだね。

自分のわかることだけが、ぜんぶだと思ってるんだろう。
でもね、ヴァージニア、大人でも子どもでも、
ぜんぶがわかるわけじゃない。

この広いうちゅうでは、にんげんって
小さな小さなものなんだ。

ぼくたちには、この世界のほんの少しのこと
しかわからないし、ほんとのことをぜんぶ
わかろうとするには、まだまだなんだ。

じつはね、ヴァージニア、サンタクロースはいるんだ。

愛とか思いやりとかいたわりとかがちゃんとあるように、
サンタクロースもちゃんといるし、
愛もサンタクロースも、ぼくらにかがやきをあたえてくれる。

もしサンタクロースがいなかったら、ものすごくさみしい
世の中になってしまう。

ヴァージニアみたいな子がこの世にいなくなるくらい、
ものすごくさみしいことなんだ。

サンタクロースがいなかったら、
むじゃきな子どもの心も、
詩のたのしむ心も、
人を好きって思う心も、
ぜんぶなくなってしまう。

みんな、何を見たっておもしろくなくなるだろうし、
世界をたのしくしてくれる子どもたちの笑顔も、
きえてなくなってしまうだろう。

サンタクロースがいないだなんていうのなら、
ようせいもいないっていうんだろうね。

だったら、パパにたのんで、クリスマスイブの日、
えんとつというえんとつぜんぶに、人を見はらせて、
サンタクロースが来るかどうかたしかめてごらん。

サンタクロースが来なかったとしても、
なんにもかわらない。

だってサンタクロースは見た人なんていないし、
サンタクロースがいないっていうしょうこもないんだから。

だいじなことは、だれも見た人がいないってこと。

ようせいが原っぱであそんでいるところ、
だれか見た人っているかな? 

うん、いないよね、
でも、いないってしょうこもない。

世界でだれも見たことがない、
見ることができないふしぎなことって、
ほんとうのところは、だれにもわからないんだ。

あのガラガラっておもちゃ、中をあければ、
玉が音をならしてるってことがわかるよね。

でも、ふしぎな世界には、どんな強い人でも、
どんな強い人がたばになってかかっても、
こじあけることのできないカーテンみたいなものが
あるんだ。

むじゃきな心とか、詩をたのしむ心、愛とか、
人を好きになる心だけが、そのカーテンをあけることが
できて、ものすごくきれいでかっこいい世界を見たり、
えがいたりすることができるんだ。

うそじゃないかって? 
ヴァージニア、これだけはいえる、

いつでも、どこでも、ほんとうのことだって。

サンタクロースはいない? 

いいや、ずっと、いつまでもいる。

ヴァージニア、何千年、いやあと十万年たっても、
サンタクロースはずっと、子どもたちの心を、
わくわくさせてくれると思うよ

※ そのあと、ヴァージニアはニューヨークの
学校の先生になって、四七年間子どもたちを
教えつづけたそうです。


日本語訳 大久保ゆう
引用元 青空文庫


「目に見えないものの大切さ」で、

心がじんわりと温かくなりました。

このお話は世界中で愛され、

ニューヨーク・サンには、

この手紙の現物が保管されているそうです。

ずっと、ずっと、

語り継がれていって欲しいと思います。


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