ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞したガザ虐殺の映画「NAZA」、イスラエルは監督たちの国籍をはく奪するように求める
ユヴァル・アブラハムとレイチェル・スゾルは、強い拍手の中で、ゴールデン・ライオン部門の候補「NAZA」がガザでの市民へのイスラエルの標的行為を暴くことを受けて、顔つきがこわばり、真剣な表情を浮かべていた | 2026年9月
これがガザでのイスラエルによる大量虐殺のシステムの詳細を描いたドキュメンタリー『NAZA』の予告編です。
— asami bii Kaiowa (@ninomiia) September 25, 2026
(しばらくすると無料でストリーミングできるとのことですが、問題は英語ですね‥) https://t.co/PPpJ2so8Zd
(宮田律さんのnoteより)
イスラエル映画「NAZA」の衝撃! ―イスラエル社会は治安維持法が席巻した戦前の日本と同様にファシズムが支配する
「NAZA」ではイスラエルがAIを使って一人のハマス関係者を殺害するのに、500人のパレスチナ人を巻き添えにしたなどのイスラエル軍や諜報関係者の証言によって構成される。証言はテルアビブの屋上で3年以上にわたり秘密裏に24人に対して撮影され、身元を隠すことを条件に語られたものだ。
「NAZA」というタイトルは、ヘブライ語の軍事用語の頭字語であり、「nezek agavi(ネゼク・アガヴィ נזק אגבי)」に由来する。これは婉曲的に「付随的被害(コラテラル・ダメージ)」を意味する言葉だ。イスラエル国防軍の作戦においては、軍事目標に対する計画的な空爆の際、予想または許容される民間人の死傷者数(事前に算出されたもの)を指す。
共同監督たちのうちの一人のユバル・アブラハームは受賞スピーチで次のように語っている。
「審査員の皆様、ありがとうございます。私たち2人は、ここにいることに本当に感謝しています。正直、この舞台に立つのは容易ではありませんでした。私は、今この映画を批判し、見てもいないまま否定しているイスラエルの政治家やジャーナリストたちのことを思っています。現実を見ないように多くのことが行われています。現実には、この映画祭が始まってからわずか10日間に、イスラエルはガザで少なくとも6人のパレスチナ人の子どもを殺害しました。爆撃を受けたのは学校にいた3歳の少女、車に乗った7歳の少女、家で眠っていた2人の姉妹です。そして、私たちが話を聞いたイスラエルの情報機関の将校たちは、この大量殺戮が偶然ではなく意図的に組織的なものであると話してくれました。殺人行為やパレスチナ人の完全な非人間化に基づくイスラエルの政策。そしてはっきりさせておきたいのは、この真実はパレスチナのジャーナリストたちのおかげで23年10月7日の開戦初日から記録され、知られるようになったということです。ところが、パレスチナ人のジャーナリストのうち200人以上がイスラエル軍によってガザで殺害されました。彼らの声は圧殺され、否定されたのです。
私たちは、犯罪の否認こそがイスラエルの犯罪を継続させることになっていると信じています。だからこそ、私たちにとって特に重要なのは、犯罪を犯している国のイスラエル人がこの映画を観ることです。また、ヨーロッパの人々、特にここイタリアの人々が観ることも重要です。あなた方の政府やドイツ政府は、犯罪を終わらせるようにイスラエルに圧力をかけているからです。そして、アメリカ人が観ることも重要です。あの国こそが、この殺戮の多くに資金を提供しているのですから。」 アブラハームとショールの二人は25年にも「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない(No Other Land)」でパレスチナ人活動家のバーセル・アドラーとともに、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。この作品は、ヨルダン川西岸で土地や家屋をイスラエル軍や、極右入植者たちに奪われるパレスチナ人の苦難や怒り、悲嘆をヨルダン川西岸のマサーフェル・ヤッタ村を舞台にパレスチナ人とイスラエル人の目を通して描いたもので、イスラエル人のアブラハームは、パレスチナ人が自由で安全ならば、イスラエル人も安全であると訴えた。しかし、マサーフェル・ヤッタ村に対する土地や家屋の強奪は現在でもイスラエル人の極右入植者たちによって継続され、パレスチナ人たちは危機的状況にある。
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