去年こんな記事が朝日新聞に載りました。
シュトーレン、国内最古は徳島? 鳴門市ドイツ館で歴史たどる講座
ドイツ発祥のクリスマスの伝統的な菓子パン「シュトーレン」。ドライフルーツやナッツをふんだんに練り込み、硬く焼き上げたものだ。
第1次世界大戦時に現在の徳島県鳴門市にあった板東俘虜(ふりょ)収容所に残された資料から、シュトーレンが作られていたことが、鳴門市ドイツ館(同市大麻町)の調査で確認された。同館は調査内容を交えた講座や展示を企画している。
同館の長谷川純子学芸員が今年初めからシュトーレンの歴史的背景を探る調査を進める中で、シュトーレンが当時の収容所内で焼かれていたことが、残された写真や記録から確認できたという。16日午後1時半から、長谷川さんが調べた内容について報告する公開講座を開く。
長谷川さんによると、当時、名古屋市や福岡県久留米市、広島市などにあった別のドイツ兵などの捕虜収容所では、シュトーレンに関する資料は見つかっていない。長谷川さんは「今回の発見がシュトーレンに関する国内最古の記録となる可能性もある」としている。
近年、クリスマスシーズンになると、県内では特産の和三盆糖やユズをふんだんに使った様々な独自レシピによるシュトーレンが販売される。ケーキに近い存在としてクリスマスの風物詩のひとつになりつつあるが、当時のシュトーレンは現代のものとは異なるものだったという。
長谷川さんらは、定番だった「ドレスデンレシピ」に沿って、当時の日本で手に入ったナッツ、和クルミ、レーズンなどの材料で、収容所で作られていたとみられるシュトーレンの再現を試みた。すると、甘みの少ないパンのようになったという。講座当日には、再現版と現代版のシュトーレンを食べ比べる試食会も行う(試食会の募集は終了)。
調査では、収容所のレシピがその後受け継がれていったのかどうかも探ったが、詳しくはわからなかったという。鳴門市内には、収容所から学んだ味を受け継ぐとされる老舗パン店「ドイツ軒」もあるが、シュトーレン作りを始めたのはごく最近だという。
実は習志野収容所でも作られていたシュトーレン。もしかしたら習志野市が最古?
朝日新聞の記事には
別のドイツ兵などの捕虜収容所では、シュトーレンに関する資料は見つかっていない。
と書かれていますが、実は習志野の収容所でシュトーレンが作られた、という記録が残っています。
このブログの投稿
にも、こんな風に書かれています。
最近は日本でもクリスマスに「シュトレン」というドイツのお菓子を見かけるようになりましたが、シュトレンは習志野でも、クリスマスには盛んに作られています。
(シュトレン)

習志野ドイツ人俘虜収容所に関する基本文献「ドイツ兵士の見たニッポン」所収の「クリスティアン・フォーゲルフェンガーの日記」の中にも(本の148ページ)
1915年12月
24日には朝食に、クリスマスのシュトーレンが出された
と書かれています。
1915(大正4)年9月に浅草から習志野に移転してきて、最初のクリスマスでシュトーレンを作っている。この時、まだ板東収容所(1917年設立)は出来ていません。
もしかしたら、シュトーレン最古は習志野市かも知れませんね。
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