(東京新聞より)

<あの日から 東日本大震災14年>千葉県内で犠牲者を悼む 松戸の圓慶寺で特別法要、習志野で13日プチコンサート

◆被災地に思い寄せ合掌 松戸の圓慶寺で特別法要

 東日本大震災から間もなく14年。千葉県松戸市の圓慶(えんけい)寺で6日、津波や原発事故の犠牲者を悼む特別法要が営まれた。東京電力福島第1原発事故で避難してきた被災者や支援者が合掌し、被災地に思いを寄せた。

 東北3県からの避難者と市民らの交流を進める「東日本大震災復興支援 松戸・東北交流プロジェクト」が主催、震災翌年の2012年から続けている。

 浅賀倫大住職ら3人の僧侶がお経を上げ、参加者10人が焼香するなどして祈りをささげた。浅賀住職は「震災から14年がたち、この間にも逝去された方々がおられる。それらの方々も含め供養した」と述べた。

 福島県南相馬市から避難し、プロジェクト共同代表を務める門馬正純(まさのり)さん(73)は被災時、市立鹿島小学校の校長だった。「毎年、この日が来るたびに津波でなくした2人の教え子を思い出す」と涙ぐむ。「東葛地域の人たちの支援には感謝しかない。震災を風化させず、災害時に自分や地域が何をなすべきか、この地域の人たちに伝えていきたい」と力を込める。政府はエネルギー基本計画で原発推進にかじを切ったが、「科学は使い方によっては良くもなり、悪くもなることを忘れないでほしい」と訴えた。(林容史)

◆大槌の名所や昔話伝える 習志野で13日 プチコンサート

(13日のプチコンサートに向けたリハーサル=習志野市で)

 

 2011年の東日本大震災で被災した岩手県大槌町を紹介するプチコンサート「わたしの大槌ものがたり」が13日、習志野市の複合施設・プラッツ習志野市民ホールで開かれる。同町内の人たちが、このコンサート用に動画を制作。バイオリン演奏に合わせ、町内の名所や昔話を伝える。

 大震災で、町内の死者・行方不明者は1286人(関連死含む)に上った。習志野市では1年前、被災時の記憶をたどりながら県立大槌高校の生徒が作った防災絵本を、県立実籾高校(習志野市)演劇部の生徒が朗読したことが縁となり、今回のコンサートにつながった。

 当日は大槌町の紹介動画や、町民、子どもたちが吉里(きり)吉里海岸などを説明。「(大震災で)全国からいろんな支援をいただいた。この町を楽しく元気にすることが恩返しだと思う」といったメッセージも流される。動画の合間には、バイオリニストの樋口菜穂美さん=習志野市在住=が演奏する。

 このコンサートを企画した音楽家の戸田志香さん=同=は「被災地としてだけでなく、地域を愛して暮らしている大槌の人たちを知っていただければ」と話している。コンサートは午前11時半~午後0時15分。「ワンコイン プチコンサート」と銘打って開かれ、入場料は500円。

 

 

 

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