療育先で、毎夏恒例の同窓会がありました。

 

午後は卒園生や社会人の難聴者に体験談を伺います。

 

今年は、卒園生女子 2名。ピチピチ、キラキラ高校生^^

 

お一人は、高校受験を経て、県立進学校へ。

 

補聴器50デシベルということで、発音も全く問題ありませんでした。

 

中学で内申を取るための努力は相当なもの。聞こえのこともあり、先生から良く見える席で

 

一生懸命授業を聞いていること、楽譜もその通りに歌えなくても、読もうと努力していることを

 

猛アピールしたようです。

 

よくそういうことを考えるなぁと、自分の難聴と向き合っていないと

 

そういう前向きなことはできないと思います。

 

彼女の努力は進学校に進んだことで、これからも続きますし、疲れないでほしいな~と感じます。

 

今、思ったけれど、聞く方はどうなのだろうなぁと。。。おしゃべりは非常に達者ですが

 

聞く方ではなく、しゃべることで主導権を握る(悪い意味じゃないです)タイプなのかもしれないです。

 

通学は交通機関が遅れるなどの情報が取れないので、お友達と通学することを勧めていました。

 

もうお一人は、めまいがするタイプの難聴で、片耳人工内耳。苦労して、高校生活を手にしています。

 

通信制に切り替えられる学校があるらしく、今後めまいで通学ができなくなったことも考えて

 

自分で、家族でよく考えた進路のようです。めまいは震度5の地震が常に続くようなもの、という想像を絶するものです。

 

めまいは思春期の成長期に起きやすくピークを迎えることが多いそうです。

 

二人のまとめでは、プラスでもマイナスでもない。

 

難聴って?と聞かれても、自分にとってはこれが普通でそういう質問自体がピンとこない。

 

という答えでした。

 

これから社会に出て、とりわけ女子は母親になり、となるとまた大きな波がやってくると考えられ。。。

 

しかし、一度、こういう気持ちを持てていることが、今後につながっていくなぁと思います。

 

一度、自分のことを客観視して、見つめられて、そういう経験ができている人は難聴、障がいうんぬんに限らず

 

自分を見失わずに生きていけるような気がします。

 

ここまでたどり着くのに、いろんな思いがあったでしょう。こうして、たくさんの人の前で

 

私たちを勇気づけようと、自分の前向きな気持ちを精一杯お話してくれたことに

 

本当に感謝です。

 

また、この二人のうちのめまいの子のお母様がお話してくださいました。

 

お母さんはおっしゃいませんでしたが、お子さんの難聴発覚は3歳で

 

焦る気持ちを療育熱に変えて、必死でやって来られた様子が伝わってきました。

 

難聴を受け入れられないまま、スタートした療育。リハの先生を敵視してしまう自分。しかし、頼るのは先生たちしかいない。

 

その時はわからなかったけれど、後になって、リハの先生の言っていることがわかることが多かった、と

 

おっしゃっていました。健聴のお兄ちゃんにも、療育と同じようなことをして、寂しい思いをさせまいと頑張ってきたこと。

 

生活の些細なことを一つ一つ、丁寧に絵日記にされていて、本当に感動しました。

 

その中に、私も絵日記に貼った、割れ物注意のシールのページがありました。

 

このお母さんと同じような視点で療育ができているんだ、と少し安心しました。

 

難聴児の母となり、療育を知り、それまでの自分はひどい母親だったように思う、と。

 

育児にはアナログの力が必要。子どもに考えさせる機会、決断させる機会を小さなときから、日々、些細な事柄から

 

取り組む。それが、進路など大きな方向決めをすると時に活きてくる。

 

子どもがなぜ、その決断をしたかをよく聞いて、親も後押ししたり、応援する、意見を言う。

 

そういうことを心がけているというお話でした。

 

毎年、いいお話が聞ける良い機会です。