日本神話に登場する「神事を司る神さま」を
布刀玉命(フトダマノミコト)といいます。
「玉(たま)」という名の通り
霊力を宿す玉や祭具を扱い
神と人とをつなぐ存在とされています。
フトダマ命の最も有名な登場場面は
天岩戸開きの神話。
太陽神・天照大御神(アマテラス)が
天岩戸にお隠れになったとき
八百万の神々が
「どうにかして天を照らす光を取り戻そう」
と集い、知恵と力を合わせました。
この時、フトダマ命は
祭器や玉を用いて神事を整える役割を担い
神々の祈りを形にする祭祀の中心的存在となったのです。
神事を司るその姿はまさに
神と人、天と地をつなぐ祭祀の道のはじまりに。
天岩戸の後、アマテラスの命により
孫神であるニニギノミコトが地上に降り立つ
「天孫降臨」が行われます。
この神聖なミッションには
5柱の神々が随行しました。
その一柱が、フトダマ命です。
フトダマ命の任務は
- 地上への道を祓い清め、整えること
- 神さまの思いを「かたち」にして伝えること
- 天と地がつながるときに、場を整えてバランスを保つこと
つまり、天と地の接点となる
「神の導きの場」を整えることだったのです。
このときの働きが
現在の神道の祭祀・祓い・御神事へと
受け継がれているんだとか。
フトダマ命のご神徳は
祓いの力だけではありません。
「美しい場を創る」
「清らかな思いを形にする」という
神事の本質=「神と共に在る日常」そのものです。
今の私たちの暮らしの中でも
- 「整える」こと
- 「祓い清める」こと
- 「思いをかたちにする」ことは大切です。
フトダマ命は
神事の「根幹」を司る存在であり
見えない世界と現実をつなぎ
神聖な秩序をもたらす神さま。
- 大切な選択の前に自分を整えたいとき
- 何か大切なものを忘れている氣がする…
- 氣持ちの整理がつかない、流れが滞っている…
そんなときは
フトダマノ命のご神徳に触れてみてください。
⛩️神名: 布刀玉命(フトダマノミコト)
ご利益:(神道的な表現)
- 祭祀の整え/神事の司り
- 場と心の浄化・祓い
- 霊的秩序の回復・安定
- 願いを「かたち」にする力
- 神聖なエネルギーを導くサポート
ご利益:(分かりやすい言葉で)
- 心や空間を整えて、スッキリさせてくれる
- 滞りや重たい氣を祓って、クリアにする
- 心のバランスを取り戻し、落ち着きを与えてくれる
- 自分の願いや思いを、現実に形にする後押しをしてくれる
- 良い流れやご縁を引き寄せるサポートをしてくれる
- 天日宮(あめのひのみや/宮崎県高千穂)
- 伊勢神宮・外宮(三重県)
- 枚岡神社(大阪府)
- 忌部神社(徳島県)
- 玉作湯神社(島根県)
※神社によっては「忌部氏(いんべし)」の祖神としても祀られています
フトダマ命の働きは、派手ではありません。
見えないものを整え、場を清め
神聖な流れを呼び戻す
それは目に見える世界を変えていく
根源的なチカラ。
フトダマ命は、私たち一人ひとりの中にある
神聖な祈りの習慣を思い出させ
心を整えてくれる神さまなのかもしれませんね。



