初めての一眼レフは職場の先輩から中古で買ったペンタックスのフィルムカメラだったstudio FLEXのカメラマン、ハルです。なんとなく仕事にも使えそうだと思ってカメラを始めてみたものの、何をどうしたら思った通りの写真が撮れるかわからなくて、わりとすぐお蔵入りになりました。
本格的にカメラにはまったのは、デジタル一眼レフではおそらく初めて初心者向けにリリースされたオリンパスのE-300を買ってから。これでやっと「F値」や「シャッタースピード」とか専門用語を覚えることができたし、交換レンズを楽しめるようになった。
さすがに最近はめったに聞かないが、私がカメラに嵌まりはじめた頃は、「デジカメの写真は本物の写真じゃない」という人がけっこういて、デジタルじゃなければカメラにはまることもなかった私は、その手の言葉にうなだれるしかなかった。
こないだ見つけたこの記事で、そんな頃を思い出した。
この記事にある「写真の死」は一見、「デジカメの写真は本物の写真じゃない」と同じことを言っているけど、しかし少しもマイナスな気持ちにはならなかった。
『僕は写真というものはもう既に死んでいるものだと思っているんだ。写真というものはもう数年前から終止しているものであって、僕たちはその古臭い概念や考え方を新たな媒体に押し付けるべきではない。』
『1980年代の終わりごろに写真業界に大きな波が到来し、それまでは有り難く貴重であったことが容易くチープなものとなり、そして現在、それは更に拙劣なものとなっている。つまりiPhoneさえ持っていれば目の前の瞬間を指一本で切り撮ることが出来る。そして多くの人はそれも“写真”と呼んでいるんだ。』
大きな波=デジタル化ね。
"写真"が死んでいるなら"それ"はなんなのか。
彼はこう続ける。
"写真"の代わりに"イメージメイキング"というのはとてもわかりやすい。
まさに自分がやってるのはこういうことだわ。
「真」の一文字から離れることで
いろいろなものから開放される気がする。
私は私が楽しいと思ったものを楽しそうに撮るし、
可愛いと思ったものを可愛いらしく撮るし、
カッコいいと思ったものをカッコよく撮る。
撮ったあとで、さらにそう見えるように調整もする。
私の主観の「真」に近づくためにイメージを作る、
または人の頭のなかのイメージを画像にする、
私の仕事はとても自由だ。
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