どなったおやじさまは背中を向けていたから支えるすべもなくそのまま落下。
慌てるおやじを横目に救急車を手配、、、結果、大腿骨間接胞外骨折で緊急手術、鉄板とボルトで固定された大腿骨…これって一種のサイボーグなのか? などと思ったりして。
麻酔の影響で幻覚の中で3日を過ごし、数々の武勇伝を残したが、それは母の名誉のため明かさないことにします。前振りが長くなったけど、ここからが男の家事について思ったこと。
母は入院、嫁はギブスに松葉杖で自宅療養中だから、料理も、後片付けも、洗濯も何もかも、、、自分がやることになったわけで…正に青天の霹靂。
特に食に関してははなはだ適当で、お総菜と豆腐、納豆、お漬け物、焼き魚、野菜炒め等々のヘビロテで、時折吉野屋の牛鍋丼や、ホカ弁で誤魔化しました。朝飯は嫁はトーストでおやじはごはんなのでちとややこしい。
食後の食器洗いは、食洗機がないのでぜんぶ手洗いになるわけだけど、最初段取りがわからず大苦戦。
私の場合、両手の指がリュウマチでひん曲がってるので超不便だから、自分にちょっとイライラもして。
お米のとぎ方は小さい頃に経験済みだったけど、それは昔の直火釜の時代のお話… 目盛りで水量を決めるのは、はじめてだったから炊きあがりが不安だったり、食器、道具、鍋、フライパン、箸、用途別の洗剤、ふきんの在処等々、わからないことだらけでいちいち嫁に聞きに行く始末。
洗濯は洗濯機がやってくれるとわかっているけど、操作がわからずこれまた四苦八苦だし、干し方だって、ものによって決まってるらしく、へんに突っ張ったりのびたりと、お小言を頂戴するわけ、、、
そして本業のお仕事の合間を縫っての病室通いは日に2~3度。
母は人一倍感受性の強い人だから、高齢の様々な症状の方と同じ病棟はかなり堪えたらしく、平均2時間程、徒然なるままに母の話を聞いた。 午前と午後の顔を見ないといっきに遠くへ行ってしまいそうで実は恐かったのです。
当然押しまくりの仕事は夜の時間で補ってなんとか乗り越えはしたのですが、取引先のみなさんには多大なご迷惑をおかけしてしまったことをこころからお詫び致します。
そんな悪戦苦闘の日々もいつしか当たり前の事となり、最初苦戦していた食器洗いも手際よくスピーディにこなせるようになりました。今は嫁のギプスもとれリハビリ中だし、母もちょっと早かったけど退院して今日はデイサービスデビューを果たしました。
食事の支度は嫁がしてくれるようになり、徐々に以前のペースを取り戻しつつある今、この2ヶ月を振り返り今思うことは、「女性が担っている労働エリアの広さが半端無いなという事」。
専業主婦は勿論のこと、働きながら家事もこなしている主婦の皆さんは、紛れもなくスーパーな存在だと再確認しました。
今までも時々皿洗いは手伝っていたけど、そして手伝うと特別な事をしてあげたような、、、嫁の「ありがとう」を待つような感情があって、、、今思うととても恥ずかしくなるのです。
共に働いているなら尚更、役割を決め、男もできることを当たり前のようにやるべきじゃなかと、そう思ったのです。
簡単で嫁の負担を減らせるのは皿洗いかと考えます。
食後のTV番組も落ち着いて見ることが出来ない状態なら尚更、片付けしないでのんびりできる時間を毎日提供できるし、毎日の腰への負担も軽減できるしね。
私が後片付けを率先してしたがらなかった最大の理由は、どこに何をどのように片付ければ良いかわからなかったからです。 「ものの在処と洗い方とゴミの捨て方」それさえきっちり把握できればなんの迷いもなく仕事に掛かれたりするものだし、意外とはまる男性も多いように感じます。←適性の有無はあるかも。
最初はお手伝い感覚でも、続けていれば当たり前のことに、自分のやるべき事になるものかもですよ。
我が家の女性達に感謝を込めて… いつもありがとう
