サードオピニオン会・講演会のお知らせ

減断薬読本購入希望の方

事実報道に本ブログ記事が連載されています。

 

立て続けに家族会に所属する家族の参加が多いサードオピニオン会。

家族会は私にとって一番遠い存在だった。

永遠に続く、魔法の薬探し。名医探しをしているように思っていたからだ。

中には、当人が病気でなければ困るかのようにも見える家族もいる。

精神障害者の多くは障害者でも患者である必要のない人たちであると、書き続けてきたから、避けられていたのかもしれないとも思っていた。

 

だが、最近会いにきた家族は違った。

単に知らなっただけかもしれない。世の中が減薬ブームになり、そこから私にたどり着いたようだ。

時代が変わったなと思うのは、ほぼ反対意見が出ないということ。

そもそも、私に会いたいと思って参加いただいているので、当たり前といえば当たり前だが。

ちょっと前に福祉事業所ぐるみの協力者が増えている記事を書いたが、家族会から興味を持ってもらえるのはありがたい。

家族会ごとサードオピニオン会を開きたい。

 

私が直接話した家族に限っていえば、

 

家族も、今の精神科だよりの状態が良いと思っているわけではないということ、

現実的に精神科以外の選択肢(オルタナティブ)がないこと、

医師が正しいとは限らないこと、

医師が減薬の知識がたいしてないこと、

 

私が指摘する前に、これらにすでに気が付いていた。

 

私からは、

 

この国に自律作用は期待できないこと、

無いものは自分たちで作る以外にないこと、

 

をお伝えした。

 

諸外国のリカバリー運動は、そもそも、当事者と家族、自らの手により推進されてきた。

わが国もそれに同調していた。

駅にエレベーターやエスカレーターが設置されたのも、点字案内や信号の音も、すべて当時者自らが地域で暮らしていくために整備されていった。自分たちが亡くなったあとに、子供たちが生活していけるように家族が中心になり授産施設を設立していったという歴史がある。

この子らを世の光に

 

2000年以降、精神障害者が増えるにつれ、わが国では、こうした運動が後退しているように私には見える。

身体障害者や知的障害者の親たちが自ら勝ち取ってきたその歴史に比べると、精神障害の親たちは他人任せになっているように私には見えた。身体障害者や知的障害者をエンパワメントしていった力が精神障害者の親たちに感じられないと思っていたのだ。

 

それは少々私の考え違いだと気が付いた。

20世紀の身体障害者や知的障害者のリカバリー運動にはこれほどの医療化の波は押し寄せていなかった。

実際、医療化のすすんだ現在では、身体障害者や知的障害者のリカバリー運動も後退している。

身体障害者や知的障害者にたいする投薬が増えているのも医療化の影響である。

養護学校の元先生で今の擁護学校の在り方に耐えられず退職されている方も沢山知っている。

 

身体障害や知的障害の親たちと違い、精神障害者の親たちは、半世紀以上前からずっと医療に支配されてきたということだろう。

イタリアの精神改革では、そこに精神病院があるからいけないのだと言っている。

精神病院があるから、せいぜい精神病院での処遇を改善する活動にとどまり、自らが社会を形作っていくところまで発想が及ばないということ。

 

リカバリーという言葉の意味は、自らが自らの力で生きていくことを応援することと理解しているが、精神医療のもとで推進されるリカバリーは、「立派な患者として生きる」事を応援することになってやしないか。

リカバリー運動の根幹をなすノーマライゼーションの究極の概念とは、障害者を区別しないことである。

患者として縛り付けることでも勿論ない。

 

家族の方たちはこう語った。

「自分たちが亡くなったあと子供がどうなるのか心配でならない」

それは、かつての障害者の親たちが語った同じ言葉である。

 

自ら、子供の未来を切り開こうとする気力があるならば、是非とも協力したい。

 

 

 

 

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