お金が足りなければ、銀行から借りれば良いじゃない。


株式会社やってるから、銀行が金貸してくれるなんて大きな間違い。

銀行のプロパーでは、


・ 担保が無ければ相手にされません。

・ 創業10年は相手にされません。

・ 売上10億ないと相手にされません。

・ 代表者の連帯保証は必須。


社長の資産は担保に入れられます。もっと凄い事実は、生命保険に入れられることもある。

まさに命を担保にさせられるわけです。

社長の自殺が多いのは、そのためです。


頼みは、政府系金融機関と保証協会。

但し、保証協会も最近では、銀行側も一定のリスクを負うこととなったので、借りずらくなっています。


上手くやって1億位借りたことある。

当時、経営安定化という神風が吹いていたことが大きかった。中小企業救済という名目で5000万まで保証協会が、殆んど審査無しで保証してくれたことがあった。

これが良くなかった。あると使ってしまう。


だが、当然、借りたら返さなければなりません。


信用枠はこちらの都合に合わせてはくれません。神風がやんだとたん新規借り入れなし、ただ返済を強いられるようになる。


そこから地獄の日々が始まります。業績が悪いわけではない。

1000万の利益を出しても、2000万返済するようなことになる。

時々、延滞するようになり、更に信用低下。


恨んだよ。


5年間、毎年2000万くらいのキャッシュが出て行く日々が続いた。

どうやって返したのかさえ思い出せない。


間接金融(融資)は無理となると、資金調達の手段は2つしかない。


・ 増資

・ 売上増


売上増は、税金も増えるので、なかなかキャッシュフローは改善しません。

増資も限界がある。それでも誤魔化し誤魔化し返済を続けた。


返済期間中は、プライドがズタズタに引き裂かれる。取立ては厳しい。

いつのまにか、頭を下げることにすっかり慣れてしまった。

税務署もすっかり顔見知り。

(みな税務署の事嫌っているが、他の役所に比べると断然話が通じる。)


苦節5年、新たな借金なしで、暮らす。

気がつけば、公私共々、借金が無くなっていた。

ついでに面の皮もすっかり厚くなった。


はっきり云います。会社はお金持ちがやるものです。


起業家になればお金持ちなるなんてとんでもない。

世の中の金持ちの40%は医者。徒手空拳のベンチャー社長は5%もいない。(金融資産3億以上の割合)

会社の10年後の生存率は10%という統計もあります。


金持ちは、ますます金持ちになるのが今の日本のシステムです。

それを乗り越える為には、随分無理しなくてはならない。

だから、IT業界の成り上がりは、詐欺すれすれの商売してしまう。


会社を作るのは簡単。続けるのが難しい。

マトモな商売で儲けるのはさらに難しい。