DVDアニメでなく漫画全8巻。
とあるBARの店主に誕生日プレゼントとで貰った。
ただのファンタジーぐらいに思っていた。
だが、47歳の中小企業の社長でも興味を失わず一気に読めた。
また読み返そうと思うが、今回特に、僕が共感したのは、それぞれの物が清濁併せ持ちながら存在し、争い、更なる大きな道理を見出したとしても、周りのものを守りながら生きていく姿勢だ。
僕はいつのころからか、常に、表と裏、清と濁、男と女、愛と欲といった対立する軸をもって思考する習慣が出来ている。
仕事に関しても、その善と悪、共に働く社員や顧客についても同様に、彼らの愛と欲についても常に考えている。
実は、僕は自分の顧客が好きではない。
知れば知るほど嫌いになる。
良いとこ取りして、好きになろうと思うができん。
保守的で、リスクを取らず、既得権の中でノウノウと生きてると思うからだ。
(ホントは成り上がりものの僻みなのかもしれないが。)
最初にこの業界を選んだ動機は、正直言って金。
同じコンピュータ屋でも、金払いの一番良い業界だったからだ。
20年この世界で生きているが、どんどん嫌いになる。
そもそも、この業界も生まれた経緯に於いては社会に必要な物ととして生まれたはず。
けれど、今となっては、その存在価値は、その大きさに比べて圧倒的に小さい。
それどころか、他の業界の足かせになっている。
別にその業界で働いている個々の人間の人間性まで否定はしない。
だが、そこで働いているだけで、その利権構造に乗っかり、庶民から金を巻き上げている行為に加担しているのは間違いない。
彼らを顧客として生業とする我々も同罪だ。
仕方ないので、その業界の出来るだけ存在価値のある場所を見つける努力をして仕事をしている。
自分では、ナウシカのように颯爽と世の中を渡り歩いてきたつもりだった。
それなりに認められたものもある。
だが、そうして生きてきたゆえに気づかされたものがある。
自分の無力さや清濁併せ持つ自分自身にだ。
まさに結末はナウシカの最後のつぶやきと同じだ。
自分と自分の周りを守るために戦う。
それ以外に僕の存在意味は今のところ無い。