ステップあやです。
前編では、ストレスによって 脳とホルモンの“食欲センサー”が乱れてしまう仕組み についてお話ししましたが今日はその続きです。
※前編を読んでない方はこちらから読んでね
この記事『後編』では ・ 心身ストレスがどのように食欲や太りやすい体に作用するのか その対策としてどうしたらいいのかというとこまで、さらに詳しく説明していきます。
「ストレスで食べたいなんて、ただの言い訳」
「体が求めてるなら何とか許せても、心で食べるのはただの甘えだ」
ーー そう信じて自分を責めている人にこそ、読んでほしい記事です。
🌿 副腎疲労? ダイエットも人間関係も「頑張りすぎ」で太る理由
ダイエットにせよ、人間関係にせよ、
心身がつらいなあ…と感じているのに
これくらいみんなある、がんばらなきゃ…で片付けて、
ただただ、ストレスを放置するだけ、になっていませんか?
あまりにもストレスが長期間続くと、 自律神経やホルモン(コルチゾールなど)のバランスが乱れ、脳がパニックを起こします。
この、心身が疲れ果てて食欲がバグってしまった状態を、
分子栄養学や統合医療の分野では
「副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)」と呼んだりします 。
本来、副腎から分泌されるコルチゾールには「血糖値を一定に維持する(血糖値が下がりすぎないように支える)」という大切な役割があります。これは、現代の西洋医学でも証明されている体の仕組みです。
ですが、分子栄養学や統合医療などの考え方では、ストレス状態があまりにも長く続くと、副腎がヘトヘトに疲れてしまい、このコルチゾールを適切に出せなくなると言われています。
その結果、乱高下する血糖値のコントロールが効かなくなり、以下のような 悪循環(低血糖ループ) が起こりやすくなると考えられているのです。
🚨 1. エネルギー不足のSOS(低血糖)
血糖値が急にガクンと落ちてしまうことがあります。
すると脳が「エネルギーが足りない!死んじゃう!」と大パニックを起こします。
🚨 2. 甘いものへの異常な渇望
脳は手っ取り早く血糖値を上げようとして、菓子パンやチョコレートなどの「糖分」を猛烈に欲します。
さらに、「糖分=ダメ」と自分を否定している人は、その罪悪感がさらなるストレスになり、さらなるドカ食いに繋がったりすることも…(← 過去の私💦)
🚨 3. インスリンによる急降下
ドカ食いで急上昇した血糖値を下げようと、今度は「インスリン」という血糖値を下げるホルモンが大量に出すぎてしまいます。
通常ならここでコルチゾールが血糖値を支えるのですが、ストレスで副腎が疲れているため、下がりすぎた血糖値を再び安全なラインまで戻すことができません。
🚨 4. さらなる低血糖へ
その結果、食べた直後なのに、またすぐに「ふらつき、イライラ、異常な疲労感、また食べたくなる」という低血糖の症状に襲われるループが完成します。 なのです。
※ 注意:ここまで読んで、「だったら体が欲しがってるわけじゃないから食べちゃだめなんだ!」っていうことじゃないからね。このパニックを鎮めるための優しい対処法は、あとでちゃんとお話しします。
⇩これが図解です。

🌿長期ストレスでポテチを渇望する「体」の仕組み
疲れた時に、甘いものが欲しくなったり、無性にポテチやラーメンが食べたくなったりすること、ありますよね。
食べたくなることくらいは誰にでもあるから、おかしくないよ。
ただ、
「いつもいつも食べたくなるとか」
「毎日気持ち悪くなるまで食べたい衝動が止められない」
ようになっている人は、
その食欲は、もしかしたら長期的なストレスで副腎という臓器が 「ちょっと塩分バランスの調整をお休みしているよ」 というサインかも‥
‥そんな視点も持ってみてほしいのです。
副腎は、本来、体内の塩分をちょうどいい具合にキープする役割も持っています(これはアルドステロンというホルモンの働きです)。でも、あまりにもストレスが続いて副腎が疲れてしまうと、このホルモンの分泌が乱れ、体に必要な塩分まで尿と一緒に流れ出てしまうことがあるのです。
そうなると、脳は「あ、塩分が足りなくなってきた!補充しなきゃ!」と判断し、命を守るために 「濃い味のもの(塩分)を持ってきて!」 と食欲を出したりします。
さらに、人工的に作られた濃い味のジャンクフード(強烈な刺激)で脳を一時的にマヒさせ、副腎疲労による「泥のような体のだるさ」を曖昧にするために食欲を出すことがあるのです。
つまり、ジャンクばっかり欲しくなるのも、あなたの体が「一生懸命、ストレスからバランスを戻そうとしている」証拠。
決して「異常でおかしい間違った食欲」ではなくて、むしろ あなたの体があなたを守るために、必死に体を守ろうと頑張ってくれている「正常な反応」 なのです
🌿 脳のバグのせいで食べたくなってるだけなら「食べてはいけないの?
ストレスで「食べたい」という強烈な欲求が湧いてきたとき、
「これは脳のバグなら、我慢しなきゃいけないの?」
と不安になるかもしれません。
でも、結論から言うと、答えは「NO(いいえ)」です。
📌 1. その食欲は、脳が出している「緊急アラート」
ストレスの理由が、ダイエットにせよ、対人関係にせよ、仕事にせよ、過度なストレスの影響で脳は「エネルギーが空っぽだ!このままだと倒れちゃう!」とパニックを起こしています。
「甘いものやジャンクが猛烈に食べたい!」という衝動は、あなたがダメだから起きているのではなく、あなたの脳があなたを守るために、なりふり構わず出している「命を守るための防衛本能」なのです。
📌 2. 「我慢」は、脳のパニックに火を注ぐ行為
もしここで「食べちゃダメだ」と根性で我慢してしまうと、脳はこう反応します。
「えっ、こんなにピンチなのに補給してくれないの!?もっと強いサイン(食欲)を出さないと死んじゃう!」
これが、数日後の「爆発的な過食」や「止まらないリバウンド」を招く本当の正体です。我慢を重ねることは、脳のパニックをさらに大きくしてしまいます。
📌 3. 「食べる」ことは、脳への「安心メール」
今、もし何かが食べたくなったら、それは脳への「もう大丈夫だよ、栄養はここにあるよ」という安心のメッセージとして、受け取ってあげてください。
食べることで、脳が「あぁ、エネルギーが入ってきた。一安心だ」と落ち着く。その安心感が、高ぶりすぎたコルチゾールを鎮めてくれます。
結果として、脳の異常な興奮(過食衝動)が少しずつ穏やかになっていきます。
🌿 大切なのは「止める」ではなく「鎮める」こと
「無理やり止める」のではなく、 受け取って、脳を鎮めてあげる」。
自分を責めなくて大丈夫。あなたの体は、いつだって一生懸命あなたを守ろうとしてくれているのだということ、忘れないでね。
🌿 脱・ストレス太り体質のヒント
以下は、一生モノの「心地よい体」を作るためのヒントです。
📌 1. 食事は「大雑把に」バランスよく!
栄養で体を満たしたうえで、甘い物やお菓子を食べたいときは、罪悪感を捨てて美味しく食べる!ーー これがストレスを減らし、過食の防止になる本当の鍵になります
📌 2. 運動も、体型も「心地よい」範囲で!
運動は「やる前も、やった後も、これからも続けている未来を考えたときも」気持ちいい」程度だけやる。 嫌々戦いながらやらない。疲れたら休養をしっかりとる。休養で回復しないほどのノルマを作って体を虐めない。
ーー これは甘えではなく、体の疲れも心の疲れも回復できる程度がベスト! 運動後の日常生活がしにくくなるほど疲れる運動は逆効果になるので、物足りないくらいでやめるのがコツです!
📌 3.自分の「セットポイント」を知る:
実は、一人ひとりに適した体重の上下幅(セットポイント)は、遺伝子である程度決まっています。無理に「理想」になろうと抗うストレスは、かえって代謝を下げてしまいます。自分自身の体が一番安定する”快適体型”を、ゆっくり探していきましょう。
📌 4. 心が追いつかない時は、人を頼る:
それが受け入れられない心、つらい心も我慢するだけじゃなく、心を癒すために周りの人やカウンセリングを頼ることも”脱・ストレス太り”から抜け出す努力の一つになるよ。
📌 5. ダイエットの反動の食欲は「我慢」ではなく「受け取って鎮める」
繰り返しますが、ダイエットの反動(リバウンド)は、脳があなたの身を守ろうとして起こす、正常な反応です。「一人前でやめなきゃ!」と自分を縛るのではなく、脳からのSOSを「受け取って鎮める」のが、過食ループを止める一番の近道。
食べることは「負け」ではなく、脳を安心させるための大切な「ケア」なのです。
🌿 「生き方・コミュニケーション」を見直すのもダイエット
自分に厳しすぎる「生き方」そのものが、一番のストレス(太る原因)になっていることもあります。「ああすべき、こうすべき」と自分を追い込まず、心のケアも「ダイエットの大切な一部」だよ。
対人関係の悩みや、孤独感、自分一人では抱えきれないツラさがある時は、勇気を持って周りの人やカウンセリングの力を借りてくださいね。
心と体が「心地よい」と感じている状態こそが、ホルモンが最高のバランスで分泌されるための大前提なのです。
今、あの頃の私と同じように「苦しむ=痩せる」を正義と思って苦しんでいる方がいたら、一度立ち止まって体と心を休ませることを少しずつ始めてみませんか?
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