首都圏の私鉄大手の京王電鉄からも優待が届きました。



京王電鉄は学生の時に住んでいた場所、大学、専門学校が全て京王線沿線にあったことや、支援している東京フィルハーモニーの演奏会が京王新線の初台駅近くのオペラシティである事から昔も今もお世話になっている鉄道会社です。


そして新宿を拠点に小田急電鉄と双璧をなる私鉄という感じですが、老朽化している新宿の京王百貨店の再開発が遅れている事は残念に思います。

せっかく不動産を一等地に持っているのですから、不動産価値を高める努力をしてほしいのです。



京王電鉄はJR東日本と京王百貨店を中心とした新宿駅南西地区の再開発を予定し、2028年には完了と計画していたけれど、施工業者が決まらず工事に着工出来ない事を今年初めに表明していました。

土地活用の面からも工事の進行に期待したいものです。


https://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000345695.pdf


隣接する小田急百貨店が早々解体して着工させたことに対して、京王は施工業者も決まらない状況は何が違うのか?といえば、インフレ等での資材の高騰で計上された予算が積み上がってしまっているから…と想像しています。


これは京王だけの問題ではなく、建て替えを予定し閉館した中野駅前の中野サンプラザも同様で、資材や建設費の高騰で当初の予算を超えているので、解体しても建てられない状況に追い込まれていると思われます。このままでは、閉館したままの廃墟のなってしまう可能性もあり議会でも問題になっているようですが、予算編成した時と今、更に予算編成を変更した時と施工業者選定時期には大きなズレがあり、その間にまた建設費や資材の高騰が起こっていると思います。


2022年頃までの感染症時期にドンドン計画を進めた事業所は、解体や建設に着手できるだろうけど、事業主がインフレ傾向にある事を知った2023年以降の計画はなかなか難しいだろうと思います。


2022年と2023年の違いは、勤務先建物の修理改善を見てもわかります。

2022年は、まだ見積と実際の工事の乖離がなく、商品の在庫も大量にあったので対応できたのですが、2023年に入ってしばらくした頃、修理改善工事を行なった業者から「今年あの工事を行なったらいくらかかったかわからない。資材も在庫がなく、あったとしても価格高騰してる」と言われたそうです。

例えば、内装費のうち蛍光灯に変わるLEDをとっても、今最低2ヶ月待ちは当たり前。更に来年4月に値上げ予定が、来年1月に前倒しされ値上げになるそうで、値上げ幅は15〜20%だとか。

照明設備1つとっても年内と年明けで20%高くなるので、予算変更ができるかどうか?だそうですよ。


日経新聞のアーカイブによれば、京王電鉄の新宿駅再開発の総事業費が3000億円程度と発表された時期は2023年8月。今は資材高騰で5000億ほどかかってしまうかもしれないので、当初の3000億円で行うには大幅見直しをしなければ無理だろうし、JR東日本との調整も必要だろう。

この手の再開発が難しくなっていると思います。



あとはどのように金を集めるか?にかかってくると思いますが、小田急のように無担保社債を発行するのか?鉄道代金やテナント料を上げるのか?はわからないけど、難しい選択を迫られる気もします。


解決を見出せば先に進めるので、その頃まで株価もダラダラするのでは?と覚悟を持って株を握っている…そんな状態かもしれませんね。