クラレの創業者、大原孫三郎氏のお宅を拝観も終盤。

更に奥には「離れ」があるという事で、行ってみました。


離れから、大原家の庭を眺めています。

(今いる場所が離れで、向こうの建物は違いますので💦)



庭奥の垣根の向こう側は、水際に観光客で混雑してたエリアであり、大原美術館へ通じる一番賑やかな場所。そこの喧騒は、この庭には全く届いてきません。聞けば、木々が生い茂ってる事も外の音を遮断し、程よい空間を作っているのだとか。

この静かな空間で、孫三郎氏は趣味の茶、息子の總一郎氏はレコード鑑賞をしていたようです。

僕も、先人達を見習って、この庭にいる時は株式市場の事など忘れてしまおう。
雑踏や喧騒の事など忘れてしまおう…と思いました。

不思議ですね〜

この庭に向き合って、目を閉じて無になった時、「自分の周りはどうでも良いことばかり」そんな気持ちになったんですよ。つまり、この世は自分一人しかいない世界。その自分の意識が無になった時、自分はこの宇宙の一部分でしかなく、自然と一体になった時に空気のように流れて消えてしまう存在だという感じでしょうか?自分の世界が消える時、自分の周りにあった世界、そこにいただろう人々も消える…そんな感覚になりました。崩壊ではなく全てが幻想なんでしょうか?

時計も見ず、15分だったか30分だったかわからないけど、軽い気持ちになりましたよ。

この間も株式市場は動き、多くの方のブログで一喜一憂する記事を見ましたが、その時は株価の事も市場動向も全て忘れていました。

あるのは、自然との語らいだったかなぁ。


センリョウの実でしょうか?まだまだ紅葉には早いこの庭に唯一明るい色を感じた植物でした。

この離れの縁側は、すごく心地がいい。

縁側で、抹茶がいただけると聞いて注文してみました。


抹茶と、津山のお菓子「桐襲(きりかさね)」

桐襲は、ゆず風味の白餡を皮で包んだ上品なお菓子でした。

昔、赤ちゃんが産まれると、キリの木を植え子孫繁栄を願ったそうです。
キリの木は成長が早く、娘が嫁に行く時にキリを切り倒して、桐タンスを作り嫁入り道具にしたのだとか。そんな話もスタッフさんが気軽に説明してくれました。

今日は勉強になることばかりでした。