自民総裁選、米中対立の隠れた焦点に? 「親中派」首相誕生を米国警戒「そうなったら日米同盟は終わり」 既に中国スパイの工作も
「ホワイトハウスは、次期首相が誰になるか、異常なまでに神経質になっている」「万が一、親中派がなったら悪夢だ。日米同盟は終わりだ」「ドナルド・トランプ大統領は31日の日米首脳電話会談で、盟友・シンゾー(安倍首相)の業績をたたえると同時に、その懸念を伝えるだろう」
米情報当局関係者はこう語った。
安倍首相の辞任表明(28日)後、「ポスト安倍」選びが加速化している。
有力候補は、菅官房長官と、岸田政調会長、石破元幹事長の3人。次期総裁は、国会議員1人1票と、47都道府県連3票ずつの計535票による両院議員総会での投票で選ぶ方向。「9月8日告示、14日投開票」を軸に日程が調整されている。
新総裁が決定した後、9月17日に臨時国会を召集し、首相指名選挙で新首相が選出される見通しだ。新内閣が発足して、新体制の日本が始まる。
自民党幹部は「2週間の短期決戦だ。新型コロナ対策、日本経済の立て直し、南・東シナ海での中国の暴走、米中の軍事衝突危機と、戦後最大の国難の時だ。一秒たりとも政治空白はつくれない」と語る。
だが、この次期首相選びの背後で、日本を含む世界では大変な事態が起きている。外事警察関係者は深刻な顔で打ち明ける。
「米大統領選で、中国側がスパイや協力者を動員して『トランプ再選潰し』の工作を行っている。同じことが日本でも始まった。中国人スパイや日本人協力者(=政治家、官僚、マスコミ関係者)が、特定候補者を次期首相にするため、卑劣な工作を行っている。中国は必死だ」
驚愕(きょうがく)情報がある。以下、日米情報当局から入手したものだ。
「米司法当局は24日、テキサスA&M大学の中国人教授を逮捕した。中国との関係を隠して、米航空宇宙局(NASA)の研究に関わり、中国に情報を流していた。教授は、中国が極秘裏に進める、全世界から頭脳とハイテク技術を盗む『千人計画』に参加していたスパイだった。米国はいま、その秘密工作拠点の殲滅(せんめつ)作戦を全世界で行っている。日本は46カ所。東京18カ所、長野23カ所、京都3カ所…」
米国は「日本の中国人スパイ網」を壊滅させるつもりだ。
さらに、トランプ氏は、大統領選の公約として、新型コロナウイルスの世界的大流行(=感染者約2500万人、死者約84万人)の責任を「中国に完全に負わせる」と掲げた。大賛成だ。情報はこうだ。
「米国は、中国共産党幹部の『方舟(はこぶね)計画』を暴いている。これは幹部らが家族と中国を脱出するときのために海外に貯えた『隠し資産』のことだ。米国に約8兆円、カナダに約3兆円、英国に約3兆円などとされる。これらを押さえ凍結している。それを賠償金として没収する。中国共産党幹部らはパニックだ。『対米全面対決を命令した習近平国家主席のせいだ』と激怒し、習体制がグラついている」
■「沖縄、尖閣諸島上陸や台湾侵攻を画策」情報も
米国は「習政権が終わらない限り、中国の暴走は終わらない」とみる。
こうしたなか、中国側は、自民党総裁選で「親中派」総裁(首相)を誕生させて、日米同盟を分断し、米国の攻撃を妨害しようとしているという。
前出の米情報当局関係者から入手した、次の情報は深刻だ。
「新たな警告情報が出た。『中国が年内の台湾侵攻を画策している』『日本で親中派の首相が誕生し、米大統領選で、トランプ氏(共和党)とジョー・バイデン前副大統領(民主党)が競り合い、全世界がそれに目を奪われたときが危ない』『中国は、日米同盟が機能しない千載一遇のチャンスとみて、沖縄県・尖閣諸島への上陸や、電撃的な台湾侵攻を仕掛ける計画を持っている』と」
ふざけるな。怒りが沸々と込み上げてきた。中国はどこまで「暴走=力による現状変更」するのか。絶対阻止しなければならない。自由と平和と領土と国民と主権を守る戦いだ。「親中派」首相など断固反対だ。日本が潰れてしまう。
■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍し、数々のスクープで知られている。