昔飼っていたウサギは、毛球症で死んだ。





毛球症





10年以上前の話だ。





ペットショップでウサギを抱っこしたら飼いたくなってしまい(今思えば、子供に抱っこなんてさせるものではない。買いたいと言うに決まってる)。


親に正座して頼んで飼ってもらった。

もう子ウサギではなかったので1000円とか2000円で買えた気がする。




その昔、とっとこハム太郎が流行っていた小学校時代はハムスターを数匹飼っていたのだが、4匹目?が死んだ頃から生き物はメダカやグッピーだけになった。


だから当時の私は、飼育歴ハムスターのみ。


ウサギの育て方という本を買い、親と共同制作のゲージをリビングの隅っこに置いて迎えた。


迎えた当時は可愛くて毎日声をかけていた私も、全然懐かないウサギにだんだんと心が離れていった。

大人になったウサギを飼うということは、抱っこ嫌いのウサギを飼うということらしい。

その子は撫でるのはOKでも、抱っこを死ぬほど嫌がり、隙あらば抜け出そうと暴れた。


リビングを好きに散歩させ、囲い込んでゲージに戻す。抱っこできないから額を撫でる。そんな日々だった。



何年、そうやって過ごしたか覚えていない。


ある日朝起きてリビングに行くと、その子は目を開けたまま死んでいた。


ゲージは閉まっているのに、なぜかゲージの前で横たわっていた。どうやって外に出たのだろう。相当な苦しみだったと思うと心が張り裂けそうになる。




ウサギに触って確認するのが恐ろしかった。遠目で見ても明らかに息をしていない。


動物好きの父を起こし、確認してもらう。


死ぬ前にしたであろう、数個の糞が、近くに落ちていた。


最近糞が少ないと思っていたけど、ただの便秘だと重視していなかった。それは父も同じらしく、後悔の言葉を口にしていた。

ちゃんと診てあげていたら。





最近、ツイッターでたまたま見かけた「うちのウサギ元気がありません。どうしたらいいでしょう?」というツイート。リプを開いたら


それは毛球症!

パイナップルジュース飲ませて!


と書かれていてハッとした。


うちの子、これだったのか…と。

当時はネットで調べるという発想がなかったので知らなかった。


毛がお腹に溜まって便が詰まってしまう病気だったなんて。

どんなに苦しいか。。


自分の子供のように、毎日体調を気にかけて心配していたなら、死ぬことはない病気だ。


ひどいことをしてしまった。

今更何もできないけど、毛球症のことを知って苦しくなってしまった。

ので、吐き出す。










ごめんね。