あっという間に救急車がきてくれた。


「歩いて乗れますか?」

と聞かれ、救急隊員の肩を借りながらおばあちゃんのように曲がった腰でなんとかストレッチャーまでたどり着く。


日曜日からの症状

既往歴

家族構成

仕事形態

周辺のコロナの状況、ワクチン接種歴

などなど聞かれ、息も絶え絶え答える。


症状は泌尿器科だけど熱があるとコロナ病棟がある病院を探さなければならないらしい。

この泌尿器&コロナ病棟がネック。


1軒目かけるもベットに空きがない。

2軒目コロナのベットに空きがない。診察もできない。

3軒目コロナの女性用ベットに空きがない。


↑こう文字にするとシンプルだが、それぞれの電話がめちゃめちゃ長かった。

保留の時間も長いし、救急隊員もテレアポのセールスかってくらい交渉してなんとか診察だけでも、とお願いしてくれている。

もうすでに1時間近く電話をかけ続けている。


そして4軒目。

診察はできるが、コロナ病棟に空きがないため、もし陽性が出たら入院ができない。ほかをまた探さなきゃならない。どうしますか?と。


もうとりあえず診てほしい。解熱剤でも抗生剤でもなんか入れてほしい。

たぶんコロナじゃないだろうし。


答えはもちろん

お願いします!!!


救急隊のリーダーっぽい人が

「万が一コロナでまた病院移るってなったら連絡ください。我々も協力しますので。」と。

なんて優しいお言葉(泣)


やっと救急車出発。

夫は後から自家用車で追いかけることに。

場所は隣の市。

大体車で30分の距離なんだけど・・・マジ地獄。


救急車って結構振動がすごい。ダイレクトに伝わってくる。

窓にはカーテン。

ベットに寝てるから進行方向は後ろ向き。

体調最悪。

そして車酔いしやすい私。

ほんとカーテン開けたかった。車酔いの気持ち悪さまでプラスされ、体の状態が何が何だかわからないほどしんどかった。


心の中は“早く着け”の思いでいっぱい。

祈り続けてたぶん30分くらい。ようやく病院に到着。

ストレッチャーで運ばれ、病院のストレッチャーに移動。


ここでお世話になった救急隊員の皆様とお別れ。


当直の医師が診察してくれ、

「腎盂腎炎疑いですね。尿道からバイキンが入って腎臓までいってます。で、腎臓が炎症おこしちゃってる。結構ひどいと思うのでこのまま入院したほうがいいです。抗生剤点滴して早ければ3日、長くて一週間ですね。」


朦朧とする意識の中で何とか説明を聞き、コロナの抗原検査、点滴ライン取り、尿検査をこなす。

コロナは陰性。めでたく?入院できることに。




やっと病棟にあがれた・・・

そしたら気が緩んだのかまた悪寒が。

体がガタガタ震えだす。

看護師さんが布団を追加で持ってきてくれた。

それでも全然足りない。寒い。

電気毛布も追加。

ギリ我慢できるレベル。熱は39℃。


寒気が少し落ち着いたところでまた熱を測るも、全然体温計の音が鳴らない。

見ると40.3℃。

どうやら高すぎて測れなかったらしい。

やっと解熱剤を点滴で入れてもらった。


で、解熱剤が効いてくると今度は大量の汗。

何リットル?ってレベルで出てくる。

この汗が落ち着くと熱も37℃くらいまで下がってきた。

この時まだ16時頃。


ここから数時間おきに40℃近い熱が出るとはまだ知る由もなかった。


つづく。