私の星の独自の思想哲学を星象学とします。
長年の研究と実践において、もはや、私自身の独自の思想哲学ができあがりつつあります。
単にこれを「占星術」とか「占い」の枠に押し込めることはもはや到底不可能で、
独自の概念を説明する名称が必要になりました。
これを、星象学、として、今後の発信、活動を続けていきたいと思います。
星象学(Astrosophy)
星象学(せいしょうがく/Astrosophy)とは、
星を「未来を当てるための記号」としてではなく、宇宙・自然・生命・人間・社会・歴史・経済に流れる普遍的なリズムと象徴を読み解くための学問・思想体系として捉える、独自の探究である。
30年にわたる占星学と形而上学の探究、30年にわたる芳香植物や植物文化への研究、
自然農や野草・ハーブ栽培の実践、そして15年に及ぶ相場・マーケットの研究。
一見すると異なるこれらの領域を、私はひとつの世界として見てきた。
そこに見えてくるのは、
星と生命、自然と人間、社会と経済、そして集合意識のあいだに存在する、目には見えない循環とリズムである。
星象学は、こうした森羅万象のつながりを、星の象徴と宇宙的な周期性をひとつの軸として読み解いていく。
占いとしての占星術を超えて
一般的な占星術は、出生図から性質や運勢を読み解いたり、惑星の運行から未来の出来事を予測したりする。
しかし星象学が見ようとするものは、それだけではない。
星は、人間に何かを「起こす原因」として存在しているのではなく、
宇宙に流れている大きな変化のリズムを象徴的に映し出すものとして捉える。
その象徴を通して、
- 人間の心や魂が何を経験しようとしているのか
- 社会はどのような方向へ変化しているのか
- 歴史の大きな転換点では何が起きているのか
- 自然界ではどのような循環が生まれているのか
- 経済やマーケットではどのような集合的な動きが生まれているのか
を、ひとつの連続した現象として観察する。
つまり星象学において、星は「占う道具」ではない。
星は、森羅万象の変化を読み解くための象徴言語である。
宇宙の周期から歴史を読む
星象学の重要な柱のひとつが、宇宙的なサイクルと歴史・社会の変化を重ねて見ることである。
プラトン年に象徴される約2,000年規模の時代サイクル。
そして、木星と土星のグレートコンジャンクションによって形成される約200年単位の「ミューテーション」。
さらに、天王星・海王星・冥王星などのトランスサタニアンが描く、より長大な惑星周期。
こうした複数の時間軸を重ねることで、個人の人生だけでは捉えることのできない、文明・社会・価値観・経済構造の変化を読み解いていく。
私は、このような長大な宇宙周期を「宇宙月」という概念として捉え、歴史や社会の変遷を研究してきた。
人間の歴史は、単なる偶然の出来事の連続ではない。
そこには、時代ごとに繰り返されるテーマがあり、
価値観の転換があり、
文明の興隆と衰退があり、
人類の集合意識そのものが変化していく周期がある。
星象学は、そのような「時代そのもののリズム」を読むことを試みる。
星と植物――自然界に現れる宇宙のリズム
星象学は、天空だけを見て完成するものではない。
私は長年、芳香植物、野草、ハーブ、畑、自然農に関わってきた。
土を耕し、種をまき、芽が出て、花が咲き、実を結び、種が残り、再び土へ戻っていく。
その循環を実際に身体で体験していくと、自然界そのものがひとつの「リズムの体系」であることが見えてくる。
植物には植物の周期があり、月には月の周期があり、季節には季節の周期がある。
そして、人間もまた自然界の外側に存在しているのではなく、その循環の中に存在している。
星象学では、こうした天体の周期と地上の生命現象との象徴的な連動を探究する。
その実践的な領域として、私は「天体農法」という考え方を育ててきた。
星のサイクルを自然界の循環と重ね合わせ、
種まき、栽培、収穫、休耕、土づくりなどのタイミングを考え、
自然と人間がより調和していくための暦として活用する。
これは、単に「この日に種をまけばよく育つ」という農法の話ではない。
宇宙・地球・植物・人間をひとつの循環系として捉える試みである。
星とマーケット――集合意識の動きを読む
もうひとつ、星象学において重要なのが経済とマーケットである。
私は15年にわたって相場を研究し、同時にお金や経済について学んできた。
マーケットを観察していると、価格は単なる数字の変化ではないことがわかる。
そこには、人間の欲望、恐怖、期待、不安、熱狂、失望といった、無数の人間の感情が集積している。
つまりマーケットとは、ある意味で、
社会の集合意識が数字として表現された場所でもある。
そしてマーケットは、社会情勢、国際情勢、戦争、天災、技術革新、文化的変化などと切り離して考えることができない。
星象学では、こうした現象を、
星の周期
↓
社会・歴史の変化
↓
人間の集合意識
↓
経済・マーケットの動き
というように、相互に関連するひとつのシステムとして観察する。
これは「星を見れば株価が当たる」という単純な占星術ではない。
むしろ、人間社会そのものがひとつの生命体のように動き、その集合的なリズムが歴史や経済に現れ、さらにそれを星の周期が象徴的に映し出しているのではないかという問いである。
心・魂・自然・社会を分断しない
現代社会では、科学、経済、農業、心理学、哲学、宗教、芸術など、世界を専門分野ごとに分けて考える。
しかし、生命そのものは分断されていない。
人間の心は自然から切り離されていない。
経済は人間の心理から切り離されていない。
社会は自然環境から切り離されていない。
歴史は集合意識から切り離されていない。
そして、それらすべては宇宙という大きなシステムの中に存在している。
星象学は、この分断された世界をもう一度ひとつにつなぎ直す。
宇宙と地球。
星と植物。
自然と人間。
心と社会。
歴史と経済。
個人と集合意識。
それぞれを別々のものとして見るのではなく、
その「あいだ」に存在する関係性と循環を読み解いていく。
星象学が目指すもの
星象学は、未来を断定するためのものではない。
人間を星に従属させるためのものでもない。
むしろ、宇宙と自然の大きなリズムを知ることで、
私たち自身が今どのような時代に生き、何が変化しようとしているのかを理解するための視座である。
個人の人生から文明の歴史まで。
一つの植物の芽吹きから、世界経済の変動まで。
星の象徴を入り口として、そこに現れる共通のリズムを観察する。
そのため星象学には、占星学だけでなく、哲学、形而上学、自然観察、植物学、農、歴史、社会、経済、心理、文化など、
さまざまな領域が交差する。
そして、それらを単なる知識の寄せ集めにするのではなく、
「すべてのものは循環し、響き合い、変化している」
というひとつの原理から捉えていく。
それが、私の考える星象学――Astrosophyである。
星を読むことは、世界を読むこと。
星の向こうに人間を見て、
人間の向こうに社会を見て、
社会の向こうに自然を見て、
自然の向こうに宇宙を見る。
そして、そのすべてをひとつの循環する生命として捉える。
星象学とは、星を通して森羅万象のリズムを読み解く思想である。