時間がありました。
約束の時間は、まだまだ。雨の日に散歩をしながら写真でも撮ろうかな・・・軽い気持ちで歩き始めます。
この場所は、秋の紅葉がきれいでね。あたり一面が赤の世界。
この日は緑の世界・・・・・
この日は緑の世界・・・・・
紅葉のきれいな時期、初めてここに来た私は体調を悪くしている時でした。
でも、連れて行ってくれる人がいました。紅葉を見せたい、少しでも外の空気を吸ったほうがいいとの優しさだったと思います。
身体中が重くて、歩くのもたいへんで、赤の世界が苦しくて・・・・・
軽い気持ちで歩き始めたのに、なんだか胸が締め付けられるようで・・・だって、ずっと閉じ込めてあった感情が溢れだしたんですから。
緑と雨は、そんな私をそっと包み込みます。
「ここはいいところだよ」と言っているように。
緑の世界と雨は、私にやさしく問いかけます。
「今日はどう?」
・・・・・・今日はね、いい感じだよ。
「今日はどう?」
・・・・・・今日はね、いい感じだよ。
緑の世界と雨は、私に訴えかけるように話しかけてきます。
「赤の世界もいいもんだよ。」
・・・・・どうかなぁ
「赤の世界もいいもんだよ。」
・・・・・どうかなぁ
行きたくない場所に迷い込んでしまったはずなのに、また来たいと・・・赤の世界をまた見たいと。
歩いていたら、感情の変化に気づいたんだよ。
何かの呪縛から解き離れた瞬間、ふっと目の前が明るくなる。
とっても嬉しい瞬間。
雨が流してくれたのかも ね。












