私の住む街の近くの駅の構内に、ユニクロがオープンした。

 

 

このユニクロと言う企業の飛躍的な発展には目を見張るものがある。

「今更何を言ってるの」と、叱責されかねないが、私の様な高齢者にはユニクロと言えば、失礼な話だが「安かろう悪かろう」と言うイメージが強かった様な気がする。

 

平成に入りフリースがヒットしたものの、その時期、バブルの名残りに湧く日本人は、まだまだブランド品の魅惑に浸っていた。

生活費を節約してまでも、ルイヴィトンや多くのブランド品を購入した人々の話は例に事欠かない。

そして今。

使い古したブランド品を、生活費の為に売り捌く人々が多くいる。

中古市場の躍進。

これこそが、巡りめく時代に対応する、人間の真骨頂といえよう。

 

閑話休題。

駅の構内にあるショッピングセンターの中の華やかな店内を見ていると、すっかり脳内に置き忘れたことがあります。

あの、KIOSK(キヨスク)はどこに行ったのでしょう。

慌ただしい中、新聞紙や雑誌を買い込み電車に飛び乗った日々。

瞬時に、計算してお釣りを渡す速さに感動したプロフェッショナルなおばさん達は何処に消えたのでしょう。

老兵は若き日を偲び、一抹の寂しさを感じます。

スマートフォンによるキャッシュレス決済や、コンビニの店舗網の拡大による影響等々、利便性を追求する我々の消費行動の急速な変化には、あの小さな店舗面積では賄いきれなかったのでしょう。

とは言え、ホームと直結して購入可能なコンビニは未だ少ないと感じます。

因みに、キヨスクの売上高三大物品は、タバコ、新聞、雑誌でした。

確かに女性には扱い難い売店だったようです。

 

ハッと振り向くと、目の前のユニクロの勢いが眩しい。

ユニクロの廊下を隔てた正面に書店があるが、元々はこのユニクロの店舗がその書店だったのです。

 

 

 

 

これも時代の自然な移ろいでしょうが、それなりの理由がある筈です。

 

昭和の高齢者は、老婆心ながら「活字離れ」が加速して行くのではないかと危惧するのです。

この思いが単なる杞憂である事を、切に熱望する次第です。

 

老人の戯事を、最後迄お読み下さり感謝です。

有難うございました。