引っ越し前後の住まいの変化を、少しずつまとめています。
前回は、ポールが短くなったことで「洗濯物の捉え方」を考えなおしたお話でした。
今回は、その限られたスペースをどう使いこなすか。
収納の「王道」を捨てて、自分の「動作とラク」に全振りしたクローゼットの設計についてお話しします。
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▶︎ 引越しで変わったわが家の暮らし
高さ160cmのポールが生んだ「小さなストレス」
新居の壁付けクローゼットは、備え付けのハンガーポールの高さが160cm。
一般的なクローゼットとしては標準的な高さかもしれませんが、身長164cmの私にとっては、これがなかなかのクセモノだったのです。
前回の通り、私は「できるだけ、かけたい」派。
ポールの下に「ブランコハンガー(上下2段にできる吊り下げポール)」を追加して、収納力を2倍にする作戦を立てました。
最初は、誰もが疑わない王道の配置で使い始めました。
「上にトップス、下にボトムス」。
見た目にも馴染みがありますし、実際コーディネートも組みやすいんです。
ところが、数日使ってみて気づいたのです。
「……ボトムスを手に取るたびに、私、毎回屈んでない?」
「王道」が「億劫」に変わる理由
旧居のウォークインクローゼットでは、ポールが全体的にもっと高い位置にありました。
そのため、上下2段のどちらも背伸びもせずしゃがみもせずに手に取れていたのです。
けれど新居では、メインのポールが160cm。
そこにブランコハンガーを下げると、下段のポールはかなり低い位置になります。
そのため、ボトムスを手に取る、あるいは戻すたびに、腰を深く曲げるか、軽くスクワットをするような動作が必要になっていたんです。
「ほんの数センチのことじゃない」と思われるかもしれません。
ですが、この「少し屈む動作」の積み重ねこそが、めんどくさがりの私にとっては「片づけを後回しにする最大の敵」になってしまうのです。
実際、あとでまとめて片づけすればいいし……などと言い訳をしつつ、クローゼットの中の引き出し収納の上にちょい置きすることが増えていました。
常識を捨てて「上下を逆転」させてみた
そこで、思い切って上下を入れ替えてみることにしました。
「上にボトムス、下にトップス」。
ボトムスをメインのポール(160cm)にかけ、トップスをブランコハンガーにかける。
さらに、ボトムスの裾が邪魔にならない絶妙な高さに、ブランコハンガーの位置を微調整しました。
すると…… 直立したまま、ボトムスもトップスも、すべてが手に届くようになったのです!
優先順位は「映え」よりも「ラク」
もちろん、この配置にはデメリットもあります。
「上がボトムス、下がトップス」だと、実際に自分が着た時のバランスとは逆になるため、コーディネートのイメージは少ししにくくなりました。
けれど、私にとって何より優先すべきは「片づけが億劫にならないこと」。
毎朝・毎晩の動作において身体への負担をゼロにし、一歩も歩かず、背伸びも屈むこともなく動作が完結する。
この「物理的なラク」を手に入れたことで、片づけを後回しにすることがなくなりました。
「これはこういうもの」という思い込みを外す
「トップスは上が当たり前」
「収納用品はこう使うのが正解」
そんな思い込みが、実は自分の首を絞めていることもあります。
特に引っ越し後は、以前の家の感覚が残っている分、使いにくさに気づきやすい!
にも関わらず「新しい場所だからかな…」と貴重な違和感を放置しがちです。
違和感は見直しのチャンスだなと、改めて感じた出来事でした。
見た目の美しさ以上に「自分の体がどう動くか」に忠実に。
自分の身長、腕の長さ、そして「これくらいなら動ける」という気力の限界。
それらを天秤にかけながら微調整を繰り返した結果、今の「上下逆転クローゼット」は、私にとっての大正解でした。
次回は、クローゼットの仕上げ。
こまごまとしたアクセサリーとバッグ」の収納について。
ここではいつも通りの「ざっくり」と、私にしては珍しい「きっちり」が登場します。
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「なんだか使いづらくなってきた…」そんなときは、収納の“やり直し”ではなく、“見直し”のチャンスかもしれません。
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