前回書いたとおり、NHKの語学講座でドイツ語とイタリア語を
学習しているが、二つ並行してして聞いてみて、気がついた
ことがある。ドイツ語講座は難し過ぎる!
別に文法的に、あるいは発音が、イタリア語に比べて難しいと
言っているのではない。そうではなく、ドイツ語講座では、
スキットがイタリア語講座の3倍ぐらいあり、初日から複雑な
文法の解釈がついているのである。
私はイタリア語がほぼ初心者、ドイツ語は学習中級者なので、
どちらも同じ調子で聞くことが出来るが、ドイツ語のほうは
もし初心者だとしたら、一日でついていけなくなるだろう。
それほど、随分と先に進んだ事柄が初日に並んでいる。
その上、文法の説明をする際に、「英語と同じですね」と
いう先生のお言葉。英語が嫌いだが、何か他の言語に
チャレンジしてみよう、会話から入ってみよう、と思っている
リスナーには、これは痛いセリフなのではなかろうか?
私のように英語が好きだったり、あるいは、大学生のように
英語の基礎が出来ているはずである人であれば、
「ああ、英語と同じか」と単純に納得するだけだが、NHKで
あれば、あらゆるリスナー層を想定しておかなくては。
そして、その上のその上。ドイツ語講座の先生は相変わらず
お堅い。私が学生時代から、同じドイツ語の教授ですら
「あのNHK講座はどうにかならないかな~?」とおっしゃって
いたが、少しは緩やかになったとは言え、ドイツ語は他の
言語の講座に比べて、楽しそうに教えていない。スクリプトを
緊張しながら読んでおられることが電波を通して伝わってくる。
自分が講座を開いて教えてみよ、と言われたらドイツ語
講座以下のものしか作れないかもしれないが、一リスナーと
して、もう少し「気軽に」取り組めるラジオ講座をドイツ語の
諸先生(あるいは、プロデューサー?)には工夫して頂きたい。
いまいちど、学生時代を翻って考えてみると、私のいた
英文科では、学生のうち、6分の1しか第二外国語として
ドイツ語を選択していなかった。あとは皆がフランス語のほう。
その後も、イタリア語やラテン語を選択しに行く人はいたが、
フランス語の次にドイツ語を選んだ人はいなかった。
私は当時、ちょっぴりドイツ語オタクだったが、周りから
「なんで?」という顔をされた。そして、今でもドイツ語の
先生に「ドイツ語が好き」だと言うと、「珍しいですね~!」
などと言われてしまう。
二ヶ国語を同時に勉強し始めて、こういった、日本人の
ドイツ語への興味の薄さの原因は、NHK講座にある
のではないかと、ふと考えてしまった。さりげな~く
「難しいオーラ」を出し続けているのではないのだろうか?
私のイタリア語学習。今のところ順調な滑り出しだが、
ドイツ語のように難解講座でないことに本当に感謝したい。
難しくなるのは1ヶ月以上経ってからでないと、私のような
意志の弱い者は続けられないからo(;△;)o