フィンランド人の友人は、今週末、エストニアの
タリンへ結婚記念日旅行に出かけている。
私がタリンに行ったことに触発されての旅行先だが、
彼女たちは毎年、結婚記念日には2人きりで
どこかへ旅行をしている。
もちろん、子供たちの面倒を見てくれる親戚が
近くにいるので可能になる旅行ではあるが、
記念日が平日にあたる時にも、毎年2人そろって
会社を休んで旅に出る彼女たち。日本とは
社会システムが違うな~とつくづく感じる。
私が滞在している間、友人の夫が仕事に行った
と思ったら3時間少しで戻ってきた日があった。
どうしたのかと聞けば、「今日は仕事が順調で
早く終わった」のだそう。仕事場の全員が
さっさと引き上げてきたのだという。
日本人であれば、その日の仕事が終われば、
さらに明日の分も働こうと思ってしまうだろうし、
給料が出ているのに、早々に帰宅するなど
後ろめたいという気持ちも出てくるのではない
だろうか。国民性の違いはすごいなと思う。
労働組合の力が大きいので、工場での単純
労働をしている人のほうがお医者さんと同じ
ぐらいの給料をもらっている場合などもある
ようで、社会の仕組みが全く違うフィンランド。
一概に日本と比べてどちらのほうが良いとは
言えないが、競争社会で生きるのが苦手な私には、
税金がものすごく高くとも、フィンランドのほうが性に
あった生き方が出来るな~などと思ってしまう。
今頃は、友人と夫は、子供たちから解放され、
2人きりのバカンスを楽しんでいるのだろう。
そんな2人が現在夢見ていること・・・それは、
1年間休みをとって、家族5人、キャンピング・カーで
ヨーロッパを一周することだそうだ。会社のほうには、
自分たちが休む間、代わりの人を雇わない、と約束
してもらえる制度があるらしい。そして、もちろん、
子供たちはホーム・ティーチングで両親が勉強を
教える。
社会背景が全く違う国なので、日本とフィンランドを
比べることは出来ない。しかし、人間にとって
どのような社会のあり方が一番幸せなのかなあと、
彼女たちを見ていると思わざるをえないのである。
