ヴァルカウスから自動車を1~2時間走らせたところには
フィンランド人も観光で沢山訪れる名所がある。その一つの
ヴァラモ修道院 。フィンランドの国教は、ルター派と
正教会だが、この修道院は後者に属する。ホテルも
ドミトリー形式の宿舎もあり、誰でも望む人は修道院で
静かな祈りの時を過ごすことが出来る。
自給自足の生活をしている修道僧たち。
この湖で魚を捕ることもあるようだ。
日本の修道院でもそうだが、修道院に付属する店では
チーズやワインなどが売られている。甘党の私と
友人は「アイスクリームと合う」と書かれたワインを
買って試してみたが、おもい~~~~っきり甘かった。
そして、アイスクリームを一緒に口にすると、互いの
甘さが更に引き立って、とても美味しかった。
ヴァラモ僧院様、あのワインを輸出したらいかが?![]()
僧院から同じ日に2時間ぐらい車で南下し、次に訪れた
のは、サヴォリンナにあるオラヴィ城。
全体を遠くから眺めると小さく思えたが、近づくに
つれ、一つ一つ積み重ねられた石の大きさに
圧倒されるようになる。ふと大阪城を思い出した。
一つの島全体が城郭となっているため、可動式の
橋を渡らなくてはいけない。
全世界から観光客を呼ぶこの城では、毎年
夏にはオペラが催される。私が行った時には
ちょうどバレーが行われており、お城のツアーと
ともに、バレーのバックステージ・ツアーも参加
できるようになっていた。
ルター派キリスト教と正教を受け入れた背景を見ても
そうだが、フィンランドはスウェーデンやロシアなどに
長い間統治されていたため、その怨念めいた歴史が
名所・名所に深く刻み込まれている。このお城もそうだった。
城と言えば、日本を含め、多くの国で今は観光名所と
して名を馳せているが、よく考えてみれば、昔は人々が
領土を求め、権力を求めて、血を流した所。
ツアーガイドの過去の戦いに関する説明を聞きながら
城内を周っていると、シェークスピア史劇の様々な
場面が頭の片隅をよぎった。





