彼岸花 | Sleepy Scholar's Diary

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冬眠が好きな傾向は一生続く模様だが、一応、起きて
いる時には世界にも色々反応を示していきたいもの。

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今日、講義に行く途中で、大学キャンパスの中で彼岸花が

群生しているのに出会った。一瞬、写真を撮ろうと身構えた。

まだ、旅行気分が抜けていない。それに、学生がたむろって

いる所で花の写真を携帯電話で撮っているなど、怪しい。


彼岸花でふと思い出したのは、高校3年の今頃のこと。


私のクラスは奇人・変人だらけだったため、文化祭で模擬店を

する際に、「休憩室」をしようということになった。他クラスは

高校最後だとういうので張り切って、食堂やカラオケなどを

催そうとしている時に、私のクラスだけ、「休憩室」 (_ _。)

関西弁で言えば「けったいな」クラスだった。


その休憩室というのが、単に、文化祭に来て疲れた人が

飲んだり食べたりせずともボケ~ッと出来る部屋というもの

だったのだが、部屋を開放するだけではつまらないので、

一応、飾りつけをした。


芸大に行った友人が大きなキャンバスに油絵を描いたものが

目玉で、後は、残りの素人軍団で、黒板にイラストを

描いたり、紙で机やイスを飾ったり。。。


が、何となく物足りない。前日に飾りつけが終ってから、

他クラスとは違い、あまりにも殺風景な自分たちの部屋に

少々悪い気がしてきた私たち。


その時、奈良の田畑が沢山ある地域から来ていた

クラスの中でも超・変人だったFさんが、「近所に花が一杯

咲いているから、明日、摘んで持ってくるわ~」とさりげなく

提案。花があれば安心だ、と一同が安心して帰宅。


そして、翌朝、彼女が両手に抱えきれないほど持って

きた花は・・・彼岸花(T▽T;)


いや、彼岸花は綺麗だし、野生に咲いているのを見ると

惚れ惚れすることもあるのだ。


だが、よりによって文化祭に彼岸花? ドンッ


彼女の感性を疑ってしまったが、誰も他の花を持って

きていないのだから仕方がない。ケチって花を買わずに

彼女に頼んだのが間違いだったのだ。ここは、皆で

思いっきり笑い飛ばし(←これも奇人クラスならでは。)、

彼岸花を部屋のあちこちに飾った。


結果。。。中高生は「何、これ?」という訝しげな顔。

先生方も「このクラスは一体??」と逃げて行く。唯一、

「綺麗だね~」と言ってくれたのは、誰かのおばあちゃま。

「休憩室」も彼岸花も誰にも誉められず、私たちの

文化祭は終った。


終った後も彼岸花につきまとわれる私たち。誰もが

家に持って帰りたがらなかったため、そのまま幾つかの

バケツに入った彼岸花が2週間ぐらい生き延びて

いたのだが、花が枯れても茎が見事に活き活きと

したまま。Fさんはそんな茎を見放したくないらしく、

それを捨ててくれない。


誰もが見て見ぬフリをしている中、ようやく助けの神、

何でもモノを言う化学の先生が「おまえら、アホちゃうか。

異臭がしてるで。彼岸花の茎見て何が面白いん?

何か実験でもしてんか~?」と仰って下さった。

(実験というのは、一応、私は理系クラスにいたため。)


彼の一言で、ようやくにして、捨てなければならないと

気付いてくれたFさん。泣く泣く(←本当に)、茎を

捨てようという気になってくれた。


連絡を全くとっていないが、あの変わり者のFさん、

今頃、何をしているのかな~?薬学に行ったところ

までは知っているが、まさか変な薬作ってないだろうなぁ。


彼岸花のおかげで、Fさんを含め、あの奇天烈な

クラスのことを思い出した。彼岸花の花言葉は

「悲しい思い出」らしいが、私のものは、「笑える

思い出」だ (*^o^*)