読後にすがすがしい気持ちにさせられる本が時々ある。
バイオリニスト梯剛之 さんの『いつも僕のなかは光』がその一冊。
梯 剛之 いつも僕のなかは光
彼の音楽は静謐で、かつ、生を感じさせてくれるものだが、
この本の中でも、私たちに与えられた命について考えさせられる
くだりが多々ある。そのバイオリンの演奏と同様に、目が
不自由だとは思えないほどの情景描写で、読者の感覚を
研ぎ澄まさせてくれる。自然の鼓動に、体じゅうで反応し、
それを文章化している彼の筆致には、感心するほかない。
あ~、こんな素晴らしい感性を持っているから、あのような
バイオリン演奏も出来るのだな、と納得させてくれる一冊だ。
私も彼のように、いつも光の中を歩んでいきたいと思う。