▷ 私見を述べたい。
❶ うつ病患者は、睡眠不足が非常に問題となる。睡眠が足りている時と足りていない時とでは全然違うことは経験でわかるが、いわば脳がヒートアップした結果がうつ病やパニック障害だとすると、脳に障害が残った状態がうつ状態やうつ病だ。
❷ うつ状態があるということは、脳神経細胞に損傷が残っている。例えば、シナプスにおける脳内伝達物質の量的不具合やレセプターの機能的不具合、あるいは、電気信号を伝える脳神経を包んで保護しているミエリン鞘と言われる絶縁体の損傷、その他にもあるのかもしれない。ざーっと思い浮かべただけでこれくらいはあるはず。
❸ だからこそ、脳細胞が正常な働き取り戻すために、ある程度の時間もいれば、原因の大きな一つであるストレスからの解放( 物質的にも、精神的にも) も確保しなければ回復は遅れるだろう。
❹なぜこういうことが起こったのかの原因でもあるし、また、治すヒントにもなる考えをのべてみる。
❺ 脳細胞に限らず、あらゆる細胞内でエネルギーを産むための神技とも言えるミトコンドリア内で行われるクエン酸回路から、電子伝達系で産生されるATPという、エネルギー単位がある。
このATPが、作れなくなると人は死ぬ。
我々は、この言ってみればATP( エネルギーが蓄えられたアデノシン三リン酸)を作るために、体外からいろんなものを食べなけれはならないのである。
そして、その中には、糖質、アミノ酸、脂肪酸と、大きく分けてみると糖質が最もエネルギー産生しやすいのだが、ならば、砂糖だけを食べていればエネルギーは産生できるか、と言えば、短期的にはできる。ちょっと仕事で頭が疲れた時などに、甘いものが欲しくなるのは、そのためである。脂質やアミノ酸ではすぐに対応できない。
しかし、砂糖だけを食べ続けると、幻覚などが見え始め、やがて精神を病む。
❻ しかし、クエン酸回路てATPを産生するためには、いろんな酵素やビタミンミネラル類が消費される。もし、必要なビタミン、ミネラルや酵素が一つでもかけてしまうと、クエン酸回路は上手く働かずに電子伝達系へと電子を運ぶことができずにATPを十分作れない。(ここは、非常に重要なとこです。ミトコンドリアを、十分に活用できているかどうか、がポイントです。)
ということは、ビタミンが上手く働くためにはミネラルも必要なので、結局、十分なエネルギーを産生するためには、
⑴ エネルギーの材料ー糖質、脂質やアミノ酸の摂取
⑵ クエン酸回路を十分有効にするためのビタミン、ミネラル類が必要
⑶ そして、これらの代謝過程で発生する活性酸素をやっつける様々な抗酸化作用を持つ物質の摂取 ( 体内でも抗酸化作用を持つ酵素、例えばSODやカタラーゼなどがあるが、ストレス下では足りない )
⑷ 活性酸素を発生させる色々な原因物質やストレスをできるだけ取り除くこと
これら⑴~⑷ の過程のどれがかけてやがて脳内の細胞に不具合が起こってくる。
・おそらく、これくらいのことはうつ病患者の方には当たりまえの承知のことだとは思いますが、一応、確認のためにメモしました。
▷ では、次に問題となるのは、どのようにすれば、うつ状態から脱出できるのか?
ということだろうと思います。
次回からは、私の経験のなども合わせながら書き綴ろうと思います。
続く