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男性が怯える前立腺がんが増えている
▶︎ 1990年の世界全体で前立腺がんにかかっている人は、約39.5万人と全がんの約9.2%で、4番目に多いがん種となっています(国際がん研究機関(IARC)の推計)
この数は1950年と比較すると15.4倍にあたります。
前立腺がんは 50歳を過ぎ、高齢になるほど増加している傾向がみられることから、
まさに典型的な「高齢者のがん」であることがわかります。
前立腺がんの罹患率は、食生活や生活の欧米化にとくに関係が深いとされています(同じ日本人でも、ハワイに移住した日本人のほうが発症率が高い) 。
前立腺がんは、男性特有がんで、早期では特徴的な症状がでません。
加齢によるホルモンバランスの変化が、がんの発症の一因であると考えられています。
比較的進行が遅いのも特徴で、尿が出にくい、回数が多いといった排尿障害は「歳だから」と放置しがちな方が多いようです。
✔ 前立腺がんのセルフチェック
- 野菜類はあまり食べない 好まない
- 食事の栄養バランスは気にしない
- 肉類が好きでよく食べる
- お酒は休肝日を設けず毎日たしなむ
- 残尿感がある
- 尿の出が悪くなった
- 排尿に時間がかかる
- 血尿が出ることがある
- 下腹部になんとなく違和感がある
- 尿の色が濃く濁っている
- 不規則な日常生活を送っている
- ストレスが溜まっている
- たばこを吸う
- 50歳以上の男性である
※ 健康診断などの血液検査で、PSA値(前立腺特異抗原)によって 高い精度で診断がつきます。
チェック項目が多かった人は、早めの泌尿器科の受診をお勧めします。セルフチェックで、7個以上チェックがついた場合、PSA検査を受けてみましょう。
【前立腺がんのPSA検査(血液検査)】
「PSA検査」は、前立腺がんの疑いがある人をふるいわける為の検査、スクリーニング検査のひとつです。
これは、血液中に分泌される腫瘍マーカーを測定する 採血だけの簡単な検査方法で、検査の結果、PSAの値が高い場合は前立腺の病気が疑われます。
その他の検査方法として、医師が指を直腸に挿入し、直腸の壁越しに前立腺に触れ、大きさや硬さ、表面の様子を調べる「直腸診」。
指の代わりに超音波受信装置を直腸に挿入し、超音波で前立腺の状態を調べる「軽直腸的 超音波断層法」などがあります。
がんの進展度は、以下の英数字で表されます。
・がんの広がり(T1~T4)
・所属リンパ節転移の有無(N)
・遠隔転移の有無(M)
◯ T1…前立腺肥大症などの手術の時に偶然発見されるがん。(肉眼では見えないほど小さい 偶発がん )
◯ T2…前立腺の内側にとどまっているがん(初期がん)
◯ T3…前立腺の被膜をこえて、または精嚢まで広がっているがん(進行がん)
◯ T4…精嚢以外の隣接臓器に広がっているがん(進行がん)
◯ N1…骨盤内リンパ節に転移したがん
◯ M1…遠隔転移したがん
検診によって発見されるがんのほうが、泌尿器科外来で発見されたがんよりも比較的、初期の段階である比率が高いことが報告されています。検診は定期的に受けておきたいところです。

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