▷ 評論家、森田実さんのブログから
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● 《新・森田実の政治日誌》
[日本におけるニヒリズム論序説(16)]
「大阪都構想」は大阪の自己満足にすぎぬ/
本書において私は「大阪都は大阪人の自己満足に過ぎない」と書きました。本書132~134頁を引用します。
《橋下徹氏は大阪では英雄になりました。私は毎週金曜日、関西テレビ放送の「スーパーニュースアンカー」出演のため大阪に通っています。
大阪へ通い始めてから4年半以上が過ぎました。私の実感を言えば、橋下徹氏への大阪市民の支持は、2011年11月の大阪市長選のあと、さらに強くなったと感じています。
ひとつ軽い忠告を聞いてください。大阪以外のところから大阪へ旅する人はタクシーのなかで橋下徹大阪市長の悪口を言わないほうがよいと思います。
大勢のドライバーのなかには少数とはいえ熱狂的な橋下徹支持者がいます。
私は一度、橋下徹氏の話をしたために、ドライバーを興奮させて事故を起こされそうになりました。ドライバーはハンドルから手を放して演説を始めたのです。ドライバーを興奮させないほうがよいと思います。
中央政界の政治リーダーたちは、橋下徹大阪市長を、まるで腫れ物に触るように恐る恐る接触し、恭しく崇めています。
低級なポピュリズムの虜となった中央政界のリーダーたちは、新たな新自由主義政治のトップリーダーとなった橋下徹大阪市長詣でを続けています。
このことが、橋下徹氏を崇拝する大阪市民を満足させているのです。だから支持者が増え続けているのです。
橋下徹氏が掲げる「大阪都構想」について異論を言う者は、大阪にはもうほとんどいません。
異論を唱えても無駄であることに批判者も気づいたのです。
中央政界も、橋下徹氏の言うとおりのことを忠実に行おうとしています。
逆らわないのがよいと割り切っているのです。
率直に言えば、「大阪都構想」にケチをつけただけで
新自由主義の用心棒である巨大マスコミからいわれのない攻撃を受けるより、
黙って実現させればよいと考えているのです。
中央の政治家も役人も、大阪府と大阪市を一元化し、「二重行政」と称するものをなくしたところで、
日本全体とは関係ないことを知っているのです。
「大阪都」は大阪だけの問題なのです。
ある意味で、「大阪都構想」は大阪人の自己満足にすぎないのです。
大阪市民のなかにも、「大阪都」を実現したところで大阪経済を上昇させることにはつながらないことを知っている人がいます。
橋下徹氏には大阪経済復興の政策がありません。
若者に職を与えることにも熱心とは言えません。
大阪では若者の雇用問題を解決しないと政治は安定しないのです。
多くの橋下政治の批判者も、おのれの愚かさに気づきました。
批判者たちは、初めはムキになって批判し攻撃しましたが、これは失敗に終わりました。
橋下徹氏を攻撃する者は大阪人を敵に回すことになり、結果的に橋下徹氏を利することになるのを知ったのです。
批判者たちは一つのことに気づいたのです。「無視」することが最良の手段である、と。
ただし、新自由主義再興をめざす大マスコミは橋下徹報道を一生懸命に続けています。
しかし、一般の視聴者は「マスコミは狂っているのではないか」と考える人が増えてきています。》
私は、ほとんど毎日のように全国各地を回っています。8月2、3の両日、青森県八戸市に旅しました。八戸市は人口約23万人の充実した地方中核都市です。
市民は一生懸命に生活しています。
現在の野田民主党内閣に対しては強い不満と不信をもっていますが、大阪の橋下徹フィーバーに対しては無関心です。
大阪都構想は大阪だけのことであることを、みな知っています。
橋下徹フィーバーを起こしているのは東京と大阪の大マスコミだけなのです。
マスコミだけが、全国民とはほとんど無関係な「大阪都」について大騒ぎしているのです。
大阪都構想フィーバーは東京と大阪の大マスコミの自己満足であり、遊びなのです。
東京と大阪の大マスコミはどうかしているのです。
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▷ 全くその通りだと思います。よくぞいってくれました。流石、森田さんです。拍手!
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