▷ 私は、抗うつ薬では、パニック障害やうつ病は治せない事は、この本を読んでいたわけだから知っていたはずだ。
ところが、いざパニック発作を起こしたとき、今にも死にそうなギリギリの体験をして自分の意志ではコントロール出来ない状況に出くわして、まさか、うつ状態を伴っているとはわからなかった。
死へのどん底へ行く道とそこから這い上がる道と行ったり来たりしていた様に思う。連続4日間の発作から取り敢えず抜け出す方法(デパス)をみつけた安心感とこの先治るかどうかの不安感などが入り乱れていた。
医者との問診の前に、診断表のようなもので、毎回、心の状態を点数化するための用紙を書いた。
医師との面談で、その問診票(診断表)に現れた心の状態は、点数で言うと36点、この点数はかなりのうつ状態だと言われた。
この時、はじめて、私はうつ状態(うつ病と勘違いしていた)である事を自覚した。あくまで自分の関心事は、パニック障害だったからだ。うつっぽい状態は以前からあったので、そんなに酷いとは思ってなかったわけだ。
パニック障害の治療法としては、
・抗うつ薬と抗不安剤を用いるのが、一般的である事、
・抗うつ薬を飲みたくなければ飲まなくてもよいが、また、発作が起こるかもしれない事
その時はどうするかと言うと、ただ耐えるしかない、と言われた。
私は、恐怖を感じた。あの発作にまた襲われて、それを、耐えるだけ? それしかない?
この医者は、私に何を言いたいのだろうか? 私の体験した発作の恐ろしさをしっているのか? またそれを味わえというのか?
最初にに診察を受けた病院では、デプロメールを勧められたのだが、精神状態が不安定だった私は、取り敢えず、言われるままに、デプロメールとデパスを処方してもらった。
しかし、デプロメールはどうも私には合わず、気分が悪くなるので2、3日でやめた。
しかし、デパスはその時の私には福音だった。
1日6錠飲んでいた。その後やく3ヶ月間、外に出る事すら大変で医院に通うのも一苦労だったが頑張って電車を二回乗り換えて通った。
その年の8月に、ネットで《賢脳サプリ「リゾレシチン入り」》に出あい、試してみたところ、びっくりするくらい直ぐに結果がでた。
デパスの量も半分に減り、体調がよくなったところで、近くの精神科に変わった。
別の医師の意見も聞いて見たかったからだが、
しかし、これが薬物から離れられなくなる原因となったと、今では思う。
安易に、抗うつ薬を投与する先生だつたからだ。少し慎重な先生だったら、パキシルを飲まずに、乗り越える方法もあったなのではないかと。
そこには、カウンセラーもいるし、運動療法、なども組み合わせて、生田先生の様に、水泳、ウォーキングなどで克服できたように思うのだ。
これらの薬物は依存性強く、未だに断薬に成功してはいないが、40%の減薬迄にこぎつけている。
あと一息で断薬に成功するかも知れない。しかし、2日ほど前に発作が起こりかけたことは、既にのべた。何度か小さい山を乗り越えて、ようやく成功するんだと思う。焦らず、10ずつ減らしてゆくつもりだ。
以下のくだりは、肝に銘じて欲しい。
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【・"抗うつ薬"では治せない】
《抗うつ薬がうつの改善に効果を発揮したように思えることが、時々ある。》
《そしてこのことが、うつは病気であり、うつの源が脳の生物学にあるという主張の根拠となっている。》
◆しかし、【"心を変える薬"は効いて
いるように見えても、うつを根本的に
治しているのではない。】
人類は数千年にわたって、アルコール、コカの葉(コカイン)、多くのハーブ類を、うつ、悲しみ、怒り、不安など、心の苦しみを軽減する目的で使ってきた。
アルコールやコカインなどの薬が、悲しみ、怒り、不安といった心の痛みを軽くするのは事実だが、
このことが、うつが脳の生物学に源があることの証明にはならない。
応援するチームが負けたとき、失望を克服しようとアルコールを飲む。
一方、家庭生活のストレスや失望に堪えようと、抗うつ薬という興奮剤や抗不安薬という抑制剤を服用する。
莫大な種類の処方薬、大衆薬、違法・脱法ドラッグが、多くの人々の広範囲にわたる心の苦しみをやわらげるのに役立っているかのように見える。
しかし、薬による助けは一時的なものであり、
【これらの薬は最終的に、幸いよりむしろ災いをもたらすことが多い。】
・これらの薬を服用した人は人工的な陶酔感にひたり、その心はマヒするから、悲しみも喜びも半減させて生きることになる。
それが本当の意味で生きていることになるのだろうか?
◉ うつに隠された「エネルギー」
うつになった人が助けを求めて精神科の病院や心理カウンセラーを訪問するとき、うつをもたらした原因というのは、ほとんどの場合、
《フラストレーションや衝突、喪失など、容易に説明のつくものばかりである。》
しかし、うつの原因が明らかになったからといって、
《うつを克服するのは容易ではない。》
絶望感に打ちひしがれた人が、うつから這(は)い上がるには時間がかかる。
そう覚悟したほうがよい。
まず、うつの原因となった問題と正面から向き合う【「勇気」】が欠かせない。
この勇気を得るのに時間がかかる。
つぎに、問題の解決策を考え、それを実行するための【「やる気」】を起こさねばならない。
やる気を起こすのにも時間がかかる。
だから、すぐに成果を求めても無理。
気長に取り組むよりないだろう。
また、自分ひとりの力でうつから這い上がるのは、ほとんど不可能に近い。
大きな落胆に陥ったとき、人は人を必要とする。
・思いやりのあるセラピスト、
・愛する人や友人、
・趣味やスポーツなどのサークル仲間
は、気の弱った人への大きな助け船となる。
しかし、医師が患者の話をわずか一五分聞いただけで薬をササッと処方するのなら、
患者の孤独感はいっそう強まるだろう。
落胆したときに、人と接するのでなく薬に向かうことは、絶望感を増すことになる。
端的に言えば、《生活の改善が錠剤を服用することで効率よく達成されるというのは、嫌なものである。》
この嫌な感覚がどこから来るかといえば、《薬が主人公か、自分が主人公かということに行き着くはずだ。》
あなたの人生の主人公が薬であっていいはずがない。
〈あなたこそが主人公なのである。〉
【「うつは病気であり、抗うつ薬で治
る」というのは製薬会社の宣伝広告で
あり、プロパガンダである。】
医師も薄々それに気づきながら、プロパガンダに便乗して儲けているだけなのだ。
あなたのうつを標的として、治療、完治させることのできる《「魔法の弾丸」は、この世には存在しない。》
あなたの人生は一度きりで、世界にただひとつしかない。
あなたの人生にはきっと特別な意味がある。
うつで苦しいから助けを求めるという人は大勢いるが、
《うつに苦しむこと自体に何か目的があると考える人は極めて少ない。》
しかし、
【うつの意味と目的が理解されたとき
その人はうつという経験から大きな利
益を獲得するに違いない。】
うつは、わたしたちの人生がうまくいっていないことを示す証拠である。
● 心の痛みは、それを発生させる源になっていることに注意を払わせ、考えることが痛すぎるものも含めて、衝突やストレスの原因に真正面から向き合うきっかけを与えてくれる。
● あなたの絶望が深いのは、あなたが楽しい、創造的な、意味のある人生を送れると確信していることの反映である。
《心の痛みの絶望が谷底のように深いというのは、その人の内面に、高山に登れる巨大なエネルギーが隠されていることの証明でもある。》
その内面のエネルギーを建設的な人生を歩むために利用できたら、どれだけすばらしいことだろう。
続く
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