金太郎ってどんな話だっけ? | はれ、ときどきフロンターレ

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今年になって、某通信会社のCMで流れる「桃太郎」と「浦島太郎」と「金太郎」が一緒に話しているアレより。
桃太郎と浦島太郎はまだわかります。
しかし…金太郎ってどんな話だっけ?

前田敦子のモノマネでキレキレダンスをしてた女芸人でもなく。

「サラリーマン金太郎」というやつでもなく。
(この漫画と『島耕作』シリーズは、サラリーマンのあこがれじゃないかと)


ここで物語でも。→こっちにて。

むかしむかし、あしがら山の山奥に、金太郎という名前の男の子がいました。
金太郎は毎日毎日、動物たちとすもうをして遊んでいました。
だけど勝つのはいつも金太郎で、大きな体のクマでも金太郎にはかないません。
なんとも大変力持ちの金太郎ですが、強いだけでなく、とてもやさしい男の子です。

ある日、クマの背中に乗って山道を行くと、谷のところで動物たちが困っていました。
「どうしよう? 橋がないから、向こうへわたれないよ」
「よし、ぼくにまかせておけ」
金太郎は近くに生えている大きな木を見つけると、
「よし、ちょうどいい大きさだ」
と、いって、その大きな木に体当たりをしました。
すると大きな木は簡単に折れてしまい、金太郎がそれを持ち上げて谷にかけると、あっという間に一本橋の出来上がりです。
動物たちは大喜びで、金太郎のつくってくれた橋を渡りました。

その後、強い力とやさしい心を持った金太郎は立派な若者になり、都のえらいお侍さんの家来(けらい)になって、悪い者を次々とやっつけたということです。





だからなんですか、それ。



今でいうと、中高生が読むライトノベルみたいな「日常を語っておしまい」という展開で。

そんなんだから、「新しい物語を作ればいいんじゃない?」ってツッコまれるわけで。



で。

本当の金太郎ってなんだろうかと。
たくさんの伝説の中でわかっているのは、天暦10年(956年)5月に誕生していること。
父親は京都の人だったけど、母親のふるさとで育ったこと(ここが足柄山)
金太郎というのは、幼名か通称名であること(後者は、九郎義経みたいなもの)
そして、大人になって源頼光(みなもとのよりみつ/らいこう:948-1021)に仕え、『頼光四天王』として大江山の酒呑童子を退治したということ(この時点で、「坂田金時」に改名している)
「今昔物語集」や「御堂関白記」にそれらしきものが登場している。
ただし、この伝説として生まれたのは江戸期で、浄瑠璃や歌舞伎通じて『頼光四天王の怪力童子』としてイメージされてきたといえる。

つまり、昔の「今昔物語集」などからそれっぽい人を選んで物語に登場させたということだといえます。


ちなみに。
浦島太郎は「日本書紀」や「万葉集」「御伽草紙」で出てきた話より(現在流通しているのは「御伽草紙」だけど)、桃太郎は室町期移行に登場した伝説から物語として存在していたということです。

いずれにしろ、昔からある物語を深く知るキッカケのCMなのかもしれませんね。