先日、結婚→出産を経た友人と会う機会があった。彼女は北海道出身で、これまでずっと地元から離れて生活したことがないという。
相方さんも同郷だが仕事の関係で道外にいるそうだが、これまでは彼女がそこに向かうということはなかったそうだ。漸く落ち着いたということで、そのうち相方さんのところに行くという。
その時に「北海道から外に行くのって怖いんだよね」と言っていたのがすごく印象的だった。
また、別の友人も結婚前までは「札幌から出るのってありえない」といっていたが、いざとなると道外に生活拠点を移していて幸せに暮らしている。
こういう例にかぎらず、「北海道(札幌)から離れて生活する」ということに対して怖いと思っている人は結構多いんじゃないかな?
特に北海道の場合は、地元志向が強いということもあるので(1番強いのが名古屋、というデータもあるけど)それも結構影響してるのではないかと。
私自身は子どもの時から親の都合で全国転々としてたこともあってそれほど感じなかったが、周りは地元志向がものすごく強く感じている。
「東京は生活するには向いていない」
「出張や旅行ならいいんだけど」
「札幌での生活にはかなわない(居心地よくて)」
よく言えば『地元愛』が強いのだ。だから、プロスポーツチームも地元・北海道のチームを応援する傾向が強いといえる。北海道出身の人だったらほぼ無条件に応援してしまう。
それ故に「地元以外で生活をすることなんて想像できない」というのが根強く残っている。
高校・大学までの学生時代は地元で過ごしていたため、就職は地元以外でやるというのが想像つかない。
札幌より遠い地域の出身の人だと「遠くても札幌まで」というし。
しかも、東京などの都心部は怖い、というイメージをメディアなどから植え付けられていることもあって尚更。
それが地元愛に拍車がかかる。この地元愛のおかげか、進学や就職などでいったん北海道を離れた人がふとした時にまた戻ってくるパターンも、本州出身者よりも多い気がする。
あとは地理的な状況から交通機関の問題。道内以外はほぼ飛行機、悪天候時はきちんと機能しないことなんて当たり前。
簡単に帰ることなんてできないから、「手放したくない」「離れたくない」「出たくない」と思っていることが多いような気がする。
これら全体を含めてみると、人間が持っている潜在意識の中にある、『現状維持メカニズム』が大きく作用しているんだろうな、と。
そもそも潜在意識は人間の9割を占めておきながら、常に安全な方向に導こうとしている。
例えば、「異性の恋人がほしい!」と願ったとする。
→しかし、「でも菅野美穂ちゃんみたいに可愛くないし、無理!」と自分ツッコミしてしまう…こういう感じ。
過去の経験などから、その「自分ツッコミ」をやってしまうことで現状維持をずっとしてしまう。
現状維持をしてしまうから、オチがないまま。
つまり、脳内漫才をエンドレスでやり続けているということ。これでは何も動かないまま。
この潜在意識と顕在意識を道民の地元愛について置き換えてみると。
「大学受験で東京に行きたい」「東京で就職したい」・・・顕在意識
↓
「でも親が反対するから…」「東京って怖いし、水はまずいし」・・・潜在意識
( ゚д゚)ハッ!
もしかしたら、この地元愛が強いのも潜在意識が影響しているのかもしれない。