耳の聴こえない絵描き
ソルト/Shiori Ueda
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高知は足摺の「足摺海底館」が老朽化により今年の5月に閉館したということを知って、前から行きたくて「行くリスト」に入れていたわたくしショックを受けました。
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いつまでもあるわけじゃないもんね。
(後日それは一時的な休館だと知って大安堵したんですが…)
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今度は同じく高知は足摺の「足摺岬展望台」が老朽化により取り壊し・建て替えのため8月末で閉鎖すると知って天を仰ぎました。なんてこった。
足摺海底館もそうなんですが、2年後の2028年の大河ドラマ「ジョン万」の影響による観光客増加のことを考えて今のうちに改修&建て替え・・・ということのようでした。なるほどそうだよね。
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しかし建て直してまた新しくなるとはいえ、今の足摺岬展望台を見ておきたかったんです。
だって四国のガイドブックによく出てくるんですよ。そして持っている小説の表紙が足摺岬灯台であったこと、展望台すぐそばの金剛福寺が八十八カ所巡礼のひとつであったこと。ほかにも金剛福寺のことを書いた本を持っていたため、行かない理由が全くなく、数年後に行く気でいました。
(※現状を言うと高齢の猫のお世話があるため宿泊ができず、足摺は公共機関で行こうとすると一泊しないと便がなく日帰り不可という…)
もう一度言うんですが、建て直してまた新しく展望台ができるとはいえ・・・やっぱり元々の足摺岬展望台を一度は見たいわけです。
ぐおお!と悶絶していたところに、「この日なら五條に泊まっているからそのまま車で四国に行ってもいいよ」とおっしゃってくださる他県在住の神さまが現れまして・・・!
日付が変わるころに拾ってくれて、黒潮町で朝を迎えまして
▼黒潮町からの朝
すっかり日が高くなったころに到着。
▼ガイドブックとかでよく見る「四国最南端」の碑と足摺岬の看板!!
▼2028年の大河ドラマの主人公…!
▼ガイドブックでよく見た足摺岬展望台!!!
明るい話ではないんですけど…古い小説の表紙。
わりとそのまんまだなと超感動・・・
本当は近くにこの小説の記念碑があるんですが、
めちゃくちゃ暑くて……
建て替えが終わった数年後に探しに行きます。
展望台を降りて、
この小説にも出てきた「金剛福寺」へ。
展望台から徒歩5分ほど。
▼四国八十八カ所霊場 三十八番札所
和歌山・熊野に「補陀落渡海(ふだらくとかい)」という信仰があります。僧侶や修行者が小舟に乗り、南にあると考えられている観音菩薩の浄土「補陀落山」を目指して海に出る…というものです。生きて本土に戻ることはありません。
南方の海の向こうにあると考えられているので、南にある和歌山の熊野の海から流されるんですが、ここ足摺岬も熊野と同じ南にあるので(なにしろ「四国最南端」の碑が立ってますしね)ここからも補陀落渡海の信仰が発生していました。
高齢の遍路さんが書いたエッセイ本に「三十八番は四国巡礼を歩いて巡る者にとって頂点(ターニングポイント)であるように思える。四国で最も俗世界から離れた、空と海しかない僻地に到達し、そこから引き返して俗世界に戻る。そんな場所である」とありまして、わたしは八十八は巡っていないものの、この地が「ターニングポイント」であるのは、「そうなんだろうなあ」と思います。
弘法大師が目覚めて「空海」となった地である同じく南の岬の「室戸岬」よりももっと南にあり、海のはるか向こうが見える、四国の中でも最南端であるこの場所
海の向こうに行きたくなるんですよね。
過酷な道ゆえ、弘法大師空海が足をひきずったことから「足摺」という地名になった…と言われているほどなので、苦しんだ先の向こうの何かが見えるんだろうなあ…と思います。
さておき金剛福寺を出て歩くこと5分
▼白山神社・白皇神社
特に何ということはない小さな神社ですが、足摺岬の氏神さまです。今回行かなかったすぐそこのもう一つの観光地「白山洞門」の頂上に祀られていた神を合わせてここに移しています。
「次またゆっくり来ます」と挨拶をして、足摺岬は終了。
思いのほか長くなったのでその2に続きます・・・






