福岡展・22~24日/綴ること① | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

 

「生きたい」

 

「もっと曼荼羅を描きたい」

 

「生きたい」

 

「生きます」

 

「来年、また展示をしたいから」

 

「生きる。」

 

 

泣きながら言うのを、ただ聞いていた。

 

その「来年」は無いということを知っていても

こう返すしかなかった。

 

 

「うん、描こう。」

 

 

 

 

 

 

 

「息を引き取りました」

 

そう連絡がきて。

 

京都から福岡へ

 

まだ温かい

眠っているような身体に触れて

 

悲しい、というよりも

少しの安堵で泣いた。

 

良かったと。

あなたはもう苦しまなくていいのだなと。

 

 

生きることは苦しく

生きていることは喜びで

 

 

死は救いで。

 

 

 

遺志を継ぐとか

そういうことではなく

 

 

 

ただ、そのひとが生きた証を見てほしいと

 

 

 

生きていた証に触れてほしいと

 

 

 

死を恐れないでほしいと

 

 

生きるということを恐れないでほしいと

 

 

 

わたしたちの「いと」に触れてほしいと思った。

 

 

 

 

 

 

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(写真撮影:町野健さん)